お金が減っていないのは何故?

あれ、お金が減っていない、、、。

2009年10月に初めて上海に行った時は、
まだ海外セミリタイアライフを考えていたわけではない。

その時のことを考えれば、まさか、
その後毎月のように通うようになるとは
夢にも思っていなかった。

その決め手は何と言っても物価の安さだ。

10数年前の上海の物価は申し訳ないほど安かった

初めて泊まったホテルは中心地から少し離れた臨潼路(LIn Ton Lu)というところにある3つ星ホテルだった。

当時でもネットからホテルの予約が出来たが、
口コミやレビューなどは今ほど便利ではなかった。

ホテルは3泊で6000円

とりあえず、場所と料金を頼りに選んだのだが、
その値段が、

なんと3泊で6000円だった。

一泊ではなく3泊で6000円だから、
びっくりする位安かった。

当時は日本もデフレで苦しんでいたので、
ビジネスホテルは東京でも大阪でも
5000円位で泊まれたが、

それにしても一泊2000円には驚いた。

場所は地下鉄の駅から徒歩4分ほどの好立地だが、
厳密に言うとまだ地下鉄は開通前で、
その1年後ぐらいに開業したようだ。

3泊4日の2日目のランチが終わってから、
いちどホテルに戻った。

今でも習慣になっているが、
私はレシートでもチケットの半券でも、
必ず1度は持ち帰るようにしている。

この時も午前中に、

毛沢東記念館や上海歴史博物館、豫園

などを回ったので財布の中にはレシート類が溜まっていた。

上海名所の豫園近くの土産物街

それをテーブルの上に並べて、
どこでいくら使ったかをチェックしてみた。

お金が減っていない

久しぶりの海外旅行だったし、
はじめての中国なので、
使い慣れない人民元やコインなどの金銭感覚がなく、
とにかく言われるままに紙幣を出して支払っていたので、
小銭で財布がパンパンになっていた。

最初は15枚位あった100元札がだいぶ減っていたので、

「かなり使ってしまったかな、、」

と思ったのだが、

よくよく計算してみると、50元札や20元札が何枚もあり、
思ったほどは使っていなかった。

前日の夜、初めて地元の中華レストランに入ったのだが、
そこで支払ったのが30元位。

2日目の朝飯は、前回も書いたように、
ホテルの近くの屋台でラーメンを食べたが、
これが6元。

博物館とか記念館の入場料は5元とか10元なので、
3つか4つ回ったと思うが、
それでも合計で30元(当時のレートで350円)も使っていないと思う。

ランチは繁華街にあるマックに入って、

「世界中には不味いマックもあるんだなぁ」

という貴重な経験をさせてもらったが、
ここで支払ったのが20元位
(^o^)

丸一日で100元(当時のレートで1100円)

当時から上海にはファミリーマートもローソンもあり、
コンビニは日本と同じように使うことができた。

ペットボトルは2元、
缶ビールは2元か3元だったと思う。

博物館などでは金銭感覚がなかったので、
毎回100元札(最高額紙幣)を使っていたので、

「使った感」があったのだが、

結局は初日から丸一日で

100元(当時のレートで1100円)

しか使っていないことがわかった。

この時の新鮮な驚きが、その後の

「日本で稼いで、海外で使う」

というライフスタイルにつながっていったのだ。