成都では激カラの麻辣火鍋がイチオシ

他の人が知らないことや、周りの人たちがあまり行ったことのない場所に行ったことがあると、なんとなく優越感を覚える。

ネットやテレビなどで、その話題が出たときに、

サラッと

「知ってるよ」
「行ったことあるよ」

と言えるのは嬉しい。

マイナーな話題や、知る人ぞ知るみたいなネタは、
最近ではネットでどんどん拡散しているので、希少価値が少なくなった。

ところが、海外の有名な街や国の場合、
そこに行ったことがある人が少なければ少ないほど希少価値が高まる。

例えばの話、現地の人には申し訳ないが、

ウクライナに行ったことがある人は、
毎日のようにニュースで報道されているので、

いろいろな人から

「どんなところ?」、「前は平和だったんでしょ」

などと聞かれているハズだ。

その話題が出たときに優越感を感じるか、煩わしいと感じるかは個人差があるが、

私は俗物なので、人に聞かれれば聞かれもしない事まで延々と説明したくなる。

ただ海外とは言え、ソウルや台北、ホノルルなどでは希少価値がない

最近ではLCCが普及してきたので、東南アジアもあまり希少価値がなくなった。

ただ東南アジアで言えば、ラオスやカンボジアなどはまだマイナーな国だし、
シンガポールやバンコクに比べれば、行ったことのある人もかなり少ない。

特殊詐欺グループが海外を拠点にすることが多くなったが、
カンボジアのシアヌークビルという街で20人ほどが逮捕された時は、

周りの人から

「カンボジア、行った事あるよね?」

と聞かれて、

なんとなく鼻が高かった。

さらに中国となると、さらに希少価値が高まる。

北京や上海、広州・香港などはそれほどでもないが、
内陸部の重慶や成都、昆明等はまだ経験者は少ないと思う。

2012年頃、だいぶマイルも貯まったので、
成田からの直行便で内陸部の成都に行ったことがある。

ここはパンダの街として有名な都市で、ネットやテレビでもよく取り上げられる。

以前に中国からレンタルされたパンダが産んだ赤ちゃんが大きくなって、
母国に帰ることになったときには、連日報道されていた。

こういった時に、

「このパンダ動物園はめちゃくちゃ広い」とか、
「入場料は200円位だったかなぁ」

などと言えるのは、結構気分が良い。

例えば定食屋で昼飯を食べているときに、テレビでニュースが出たりすると、

「多分、ここにいる人は誰も知らないだろう」

と思うと、なんとなく質素なランチでも美味しくなる。

成都は生活の拠点として考えてい冬場のたわけではないが、
冬が暖かいというので「短期滞在にはイイかな」
という感じだ。

食べ物は、なんといっても火鍋がイチオシだ。

とにかく辛いのだが、その辛さが「麻辣」という独特の痺れるような辛さだ。

成都の激辛火鍋

その後1年間ぐらいは、海外にいても、日本にいても、
この麻辣料理を捜し求めたものだった。

こういった食べ物の好みや探究心も、セミリタイアライフを考える上での拠点選びに重要なポイントだということがわかった。