海外に住んでいると、
時々、日本の友達やクライアントの社長さんたちが遊びに来ることがある。
日本の友達やクライアントの社長さんたちが遊びに来ることがある
日本にいるときには、いろいろ海外の話をするので、ほとんどの人が
「近いうちに遊びに行くから、いろいろ案内してね」と言ってくれる。
それはそれで嬉しいことなのだが、
2回も3回も遊びに来る人もいれば、
「次は必ず行くね」
と言って、絶対に動こうとしない人もいる。
別に来たくないのに、無理して来てもらわなくても良いのだが、
話をしていると、ゴルフにせよナイトライフにせよ、興味があるのはハッキリとわかる。
優柔不断な性格で、仕事の休みを取るのが面倒だとか、色々なことを悩んでいるのだと思う。
海外旅行に行くタイミングを逃さないことの重要性
私から見れば、
「4~5日くらいなら、いつでも休みは取れるだろうになぁ」と思うのだが、
本当にもったいない話だ。
1時に比べれば円安になったが、まだ東南アジアの物価は安い。
これがいつまで続く分からないので、
「行ける時に行ったほうがイイのになぁ」
と思う。
遊びに来る社長さん達の目的ははっきりしていて、ゴルフと夜遊びと決まっている。
長期滞在を考えている人たちはあまりいないので、食事にしても夜遊びにしても、
あまり予算の事は考えていない人が多い。
中には、ココぞとばかりにお金を使いまくる人もいる。
日本の高級クラブのようなお店からカラオケ場まで、いろいろな遊び場があるのだが、
お店のママさんにしろ、女の子たちにせよ、
とにかく客に金を使わせるのが上手だ。
チップ文化と観光業の関係
バンコクの場合は、
大体1000バーツが日本の感覚で1万円弱の価値があるので、
チップ2000バーツも渡すと、女の子たちは大喜びだし、払った側もお金持ちと思われて承認欲求が満たされるのだと思う。
私もこの街に来始めた頃は、夜な夜な街にくりだしては、
今思えば「もったいないほど」チップをあげたりしていたが、それも社会勉強だと割り切っている。
もう10年近く前になるが、
当時は今よりもストリートバーが多く、
その1つの店に、毎日来ている日本人の年配の方がいた。
その先輩から、
「大体、あんたたちが高いチップを払うから、女の子たちが調子に乗るんだよ」
と怒られたことがある。
接客につく女の子は、ちょっとビールをこぼしただけでも、
バックから自分のティッシュを出したり、
場合によってはハンカチも出してくる。
お客さんが
「チップを払いたくなるようなサービス」
を心がけているのだ。
それに対して、私は100バーツ払ったりしていたのだから、先輩が怒るのも無理はない。
「そんなことにチップなんか、必要ないんだよ」「どうしても払いたかったら、20バーツでいいんだよ」
と教えてくれたが、
今では、私が、バンコクに遊びに来る若い人たちに教える立場になっている。