生活レベルを柔軟にコントロールしたい

私は海外にいるときは、それなりに贅沢をする。
物価の安い国では、日本と同じ感覚の出費でも3倍の贅沢感が得られる。

日本と同じレベルの食事やサービスであれば、
3倍の回数を楽しむことができるので、日本国内での節約が苦にならない。

海外でも節約は大事

だからといって、
海外では常に贅沢をしているわけではない。

海外でも意識的に節約生活をすることも大事だ。

日本には少ないが、海外にはドミトリータイプと呼ばれるホテルがたくさんある。

ひと部屋に2段ベット、場合によっては3段ベッドがいくつか置いてある、
一泊5ドル〜10ドル前後の相部屋である。

ときには男女の区別なく、同じ部屋で生活することもある。

もちろん、ベッドにはカーテンが付いており、
大勢の宿泊客がいる中では、変なトラブルが起きる心配もない。

日本ではベッドハウスなどと呼ばれるので、
あまり良いイメージはないかもしれないが、

東南アジアのドミトリーハウスは楽しい

実際に東南アジア各地のドミトリーハウスに泊まってみると、
世界中のバックパッカーが集まっており、それはそれで十分に楽しい。
誰とでも仲良く話をしたりするわけではないが、初対面でも意外と気の合う人と一緒になることも多い。
会社勤めをしていた頃は、嫌な上司と同席している時間は5分でも10分でも苦痛だったし、
フリーランスになってからでも、業界団体の会議等は嫌な役員が同席したりすると、死ぬほど苦痛だった。

それに比べれば、ドミトリーハウスでは、
全員がバックパッカーか、場合によっては

「ワケありのお兄さん・お姉さん」

みたいな面白い人たちが多いので、いるだけでも楽しくなってくる。

初めてタイのドミトリーハウスに泊まった時、
いきなり向かい側のベッドから
大柄のキレイな女性が出てきたのには驚いた。

洗面道具を持っていたので、多分、素っぴんだっだと思うが、
金髪で大きな青い瞳をしているから、年甲斐もなくドキドキしてしまった。

生活レベルを柔軟にコントロールする

なぜ私がドミトリーに時々泊まるのかというと、
生活レベルを柔軟にコントロールしたいからだ。

例えば今住んでいるような
外国人向け高級コンドミニアムでの生活を経験すると、

普通に考えれば、

「生活レベルを下げたくない」

と考えてしまう。

ただ、この考え方があらゆる不安の原因だということに気がついた。

そのレベルを守るために、必要な収入を稼ぐ。

そのために無理な営業をしたり、長時間労働を強いられることになる。

そして、そのために嫌な人間関係や、
好きでもない仕事を嫌々続けざるを得ない。

自由自在な生活レベルが理想

私が理想とするのは、

「お金があるときは、贅沢をするし、ない時はそれに見合った生活レベル」

で暮らす事だ。

まだ、その境地には達していないのだが、
最近では、ドミトリーにも高級コンドミニアムにも、
それぞれ良いところと悪いところがあることに気がついた。

ドミトリーハウスが最低限の生活レベルとは言わないが、
次のレベルとしては、1部屋でベッド2つの相部屋もあり、
さらに次のレベルになると、個室は個室だが、窓なしの小部屋などもある。

小窓しかない小部屋だが寝るだけなら十分

こういった、いろいろなタイプの宿泊施設に滞在してみると、
それなりの長所短所がわかってくるので、
経験値を高めるには非常に良いチャレンジだと思っている。