現地通貨の管理と家計簿アプリ

海外で生活し始めた頃は、お金の使い方や管理には、
かなり苦労した覚えがある。

財布には小銭がどんどん貯まる

当たり前のことだが、初めて行く国では初めて手に触れる通貨だし、
金銭感覚が全くわからない。

1 バーツ3.5円とか、1元20円という交換レートはわかっていても、
コンビニやスーパーでの価格表示がすぐ理解できるわけでもないし、
店員が早口でまくしたてられる場合は、

「とりあえず、余計目の紙幣を出しておこう」

となってしまうので、財布には小銭がどんどん貯まってしまう。

小銭が硬貨の場合は重くなるし、紙幣の場合は分厚くなってしまう。

日本での生活では硬貨が重くなるとか、
紙幣が分厚くなるという事は殆ど経験しないが、
はじめての土地や慣れない土地では、1日外に出ていると、ホテルに戻ったときには財布がパンパンになっている。

海外にいるときは、そこそこの贅沢をするようにしているが、
贅沢と無駄遣いは違うので、お金の管理はシビアにやりたい。

その結果として、私が実践している「海外での贅沢にはブレーキをかけない」というスタイルが可能となる。

便利なスマホの家計簿アプリ

そういった時、家計簿アプリがあると便利だ。

マルチ通貨に対応した家計簿アプリで、
日本でダウンロードできる普通のアプリを使っている。

例えば、日本から

バンコク→ホーチミン→バンコク→日本

などの行程の場合は、

日本からタイに移ったときに、
それまでの残高を調整金として出費したことにして、
一旦残高をゼロにする。

そして両替所で交換した現地通貨や、
前回の訪問時に持っていった通貨の金額をその通貨の家計簿に収入として計上する。

毎朝、手持ちの現金の残高をチェック

そして、手持ちの現金の残高をチェックした時には、その金額を記録しておく。

家計簿アプリだから、金額の欄に記入すると収入か支出のどちらかに分類されてしまうので、
金額をゼロにしておいて、メモ欄などに金額を書いておくようにすると便利だ。

細かな金額も記録する習慣をつけておくと
お金に関するストレスが小さくなって、
使うべきときには気持ちよく使うことができる。

東南アジアの中でも、タイは日本と同じく紙幣と硬貨が半々で使われているが、
カンボジアやラオスでは硬貨を見たことがない。

ネットで調べると何種類かあるようだが、私は1度も見たことがない。

この2つの国だけではなく、ベトナムもそうなのだが、
長い間インフレが続いていたため、通貨の単位が50万ドン(ベトナム)とか、10万リエル(カンボジア)など、めちゃくちゃ高額紙幣が流通している。

ただ、どの国も下3桁を切り捨てるとちょうど良い金額になる。

例えばベトナムのスーパーなどでは、

10万ドンは100Kと表示されている。
1K=1000ドンは6円弱なので、

ぱっと見て600円弱ということがわかる。

高額紙幣だけではなく、日本円で1円未満の紙幣もたくさん流通している。

日本円で1円でも、カンボジアやラオスでは5円位の価値があるので、
日本で5円玉や1円玉が流通しているのと同じことだ。

ただ最近は若い人を中心にキャッシュレスが進んでいるのだが、
外国人がキャッシュレスアプリを使いこなすのは簡単ではない。

この辺が何年か経てば、もっとずっと簡単になるだろうと期待している。