1年の半分を海外で、半分を日本で過ごすという生活を始めて12年になる。
コンドミニアムかホテルか
少しずつ労働時間を減らしながら、
現在は週休4日制を確立したので、
現役よりリタイアのほうに比重が移ってきた。
コロナの3年間は特殊な期間だったが、
海外の空港や観光地は、
殆どコロナ前と変わらない状態になった。
最近私が悩んでいるのはコンドミニアムを賃貸するかホテル暮らしを続けるのかの選択だ。
12年のセミリタイア生活の変遷
2017年からバンコクの中心部のトンローやアソークにコンドミニアムを借りて、そこを生活の拠点にしていた。
その後、コロナの影響をモロに被り、
経営していたエアビーの民泊事業を撤退し、
2022年の秋からは5年ぶりのノマド生活に戻ることになった。
ノマド生活とコンドミニアムの賃貸
コロナ前は月の半分を海外で暮らし、
半分を日本で暮らすという形だったので、
1年間のうち賃貸しているコンドミニアムを使わない月はなかった。
あまりものを持たない生活を心がけていたが、
それでもコンドミニアムにはいろいろな生活道具や本、衣類などが増えてくる。
ところがノマド生活に戻ってみると、
常に持ち歩くのは40リットルのキャリー1つと25リットルのリュック1つという身軽(?)なスタイルになる。
ミニマリストの生活とその魅力
その限られた容量の中に、最小限の必要十分なものだけををパッキングしていく作業は非常に楽しいもので、形を変えたミニマリストの生活ではないかと思っている。
移動先のホテルやコンドミニアムでの生活でも、とにかく持ち物が少ないので精神的に非常に楽だ。
隔離生活から学んだシンプルな喜び
こういった感覚が身に付いてきたのは、
コロナの間に通算で5回も強制隔離をされたことが影響しているかもしれない。
トータルで50日以上の隔離生活だったが、
「逆に、仕事に集中できる」
「思う存分本を読むことができる」など、
不自由に思うことよりも、満足できることの方がはるかに多かった。
私は修行僧のようなミニマリストを目指しているわけではないが、持ち物や身の回りのものが少ない事の開放感を味わってしまった。
だから、コンドミニアムを賃貸する生活に戻っても、基本的には「キャリー1つ、リュック1つ」の生活スタイルは変わらないと思っている。