私が体得したセミリタイア七段論法

私のセミリタイアライフ哲学は、次のような7つのプロセスからなっている。

これを私は「セミリタイア七段論法」と呼んでいる。

1、多くの人が老後の生活に不安を抱えており、貯蓄や節約に励んでいる。

しかし、「大切な今という時間」を犠牲にしてコツコツと貯蓄を進めたとしても、
円安やインフレの影響を考えると、
必ずしも合理的な戦略ではない。

日経2022年11月18日「日本の消費者物価、10月3.6%上昇 40年ぶり伸び率」より引用

財政破綻が起きてしまえば、
せっかくの将来計画がリセットされてしまう。

海外株式投資などの資産運用を行っても、
金融危機や突発的な戦争などが起きれば、
計画通りにFIREやアーリーリタイアが実現できるわけではない。

2、生涯現役ならば老後問題は解決する

貯蓄や節約は大事なことだが、
もっと大事な事は稼ぐ力を身に付けることだと思う。

仮に貯蓄や金融資産がゼロだとしても、
稼ぐ力があれば、
老後問題は存在しないことになる。

3、生涯にわたって稼げるスキルと心身の健康が必要となる

幸いなことにスキルアップの方法や、
作り上げたビジネスモデルをマネタイズする方法は既に確立されており、

情報革命の恩恵により、誰でもコストをかけずに起業することができる。

いまネット上ではAI革命によるゴールドラッシュが起きており、
既存の様々な業務にAIを組み込むことにより、
無限に新しいビジネスモデルを生み出すことができる状況だ。

4、そのためにはメンタル管理が最も重要だ

スキルやビジネスモデルより大事なのは、
それを維持していくための心身の健康管理だ。

働きすぎて燃え尽きても意味がないし、
有害な人間関係や意味のない時間の制約で
チャンスを無駄にするのももったいない。

ストレス過多の生活を余儀なくされれば、
健康管理も投げやりになるし、
スキルアップやビジネスモデル改良の意欲も湧いてはこない。

5、3つの自由を手に入れ、メンタルを穏やかに保つ

メンタルを穏やかに保つためには、
様々な制約から解放されるのが1番だ。

人間関係・時間・場所の制約から解放されれば、どんな人でも意欲的にスキルを身に付けることができるし、
それを長期にわたって維持することができる。

何しろ今は情報革命の真っ最中であり、
AI革命によるゴールドラッシュが起きているのだから、

行動する意欲さえあれば、誰でも成功に近づけるのだ。

6、コスパの良い生活設計で生涯現役を持続する

生涯にわたって稼げるスキルを身に付け、
3つの自由を手に入れたとしても、
あり余るお金が天から降ってくるわけではないので、
コスパの良い生活設計が必要となる。

そのためには、日本で稼いで物価の安い海外で使うのが合理的だと考えた。

ざっくりとした概算だが、
東南アジアの大都市では、
日本の半分から3分の1のコストでアッパーミドルの生活が可能となる。

7、コスパの良い生活をするために、3つの特技を身に付けた

生涯現役を続けながら、3つの自由を満喫するために、最も自分にあっているのは
日本と海外で半々に暮らすというスタイルだという結論に到達した。

マイルを使って往復の旅費をゼロに近づけ、
リモート・モバイルワークで、
いつでもどこでも仕事が出来る体制を整えた。

さらに固定生活費をできるだけ低く抑え、
メリハリのついた贅沢をするローコストライフの考え方で、予算をコントロールする。

節約と考えるのではなく、
働きすぎを抑えるという考え方だ。

これが、私が12年かけて到達したセミリタイアライフの概要だ。