集客とは見込み客を集めること

新たに起業する場合でも副業を始める場合でも最も難しいのは集客だ。

集客の難しさとデジタル戦略

そして、その集客とは見込み客を集める事というのが定説になっている。

見込み客を集め、その見込み客を成約に誘導するのが定番で、その手順は殆ど確立されている。

私が独立した当初に行ったのは、
業界団体の名簿を頼りに郵送のダイレクトメールを何千通も発送するという極めてアナログ的な方法だった。

アナログからデジタルへの移行

期待するリアクション(コンバージョンポイント)は資料請求だけにして、
資料請求があった会社には、
その後も冊子や資料を送り続けた。

かなりのコストがかかったが、それでも
その頃に手掛けててかけていた中小企業向けホームページ作成サービスは粗利率が大きかったので、十分に利益を出すことができた。

今の時代ならブログでもSNSでも良いので、
自分が手がける商品やサービスに関する情報を発信して、
関心のある人たちからリアクションをもらうという形になる。

ブログを読んでくれた読者をメールマガジンやLINEグループに誘導して、より細かな情報提供を行い、その後はセミナーやZOOM面談に進むというパターンが確立されている。

成功事例の提示の重要性

これらの一連の流れの中で、
最もパワーを発揮するのが成功事例だ。

私が郵送のDMを送っていた時も、
「成功事例が教える7つのポイント」
などのフレーズでアピールしていた。

開封率を高めるために透明の封筒を使ったり、
圧着はがきなども試してみた。

集客のための媒体は変わったとしても、Google検索やSNSを通じて商品やサービスに関心のある人たちに情報を伝えることさえできれば、後は順番に制約までの階段を上ってもらえば良い。

言葉にしてしまえば簡単のように見えるが、
世の中はそれほど甘くはない。

リアルのビジネスや営業でも同じことだが、
特にネット系のビジネスでは、
自分が思っている理念や熱き思いだけでは、
相手からのリアクションを期待できない。

ネットビジネスでの 初期事例の獲得方法

店舗での販売やリアルの営業とは違い、
顔も見えず声も聞こえないわけだから、
どうしてもインパクトは弱くなる。

YouTubeなどの動画媒体を使えば顔も見えるし声も聞こえるので訴求力は大きくなるが、
文字媒体に比べて動画コンテンツを提供し続けるのは簡単ではない。

ネット型ビジネスの定番となっている
ブログやSNS →
メルマガやLINEグループ→
セミナーや面談という流れの中では、
なんといっても実際の成功事例があるかないかがカギとなる。

既に成功事例やお客様事例がある場合は非常に有利であり、後は見せ方の問題だ。

サラリーマンからセミリタイアを目指す場合や会社勤めを続けながらの副業を考えている場合は最初の事例があるかないかが重要になる。

殆どの場合は「成功事例ゼロ」からのスタートだから、最初の事例を獲得するためには、できる事は何でもやらなければならない。

ゼロからのスタートだから、
WEBでの集客に期待するのではなく、
リアルのつながりや友人からの紹介などで、
とにかく最初の一例を作ることが重要だ。

場合によっては
「お金を払ってでもやらせていただく」
ということも必要になる。

ヤラセでは困るのだが、
自分の商品やサービスに自信があれば、
最初の1例や2例は無料で提供しても、
十分に元が取れる。

私も独立開業した初期の頃は、
「通常の半分以下の価格で結構ですので、匿名で資料の中で使わせてください」
ということを何回もやった。

ITサポート型のビジネスモデルは、あるところまでいくと事例が事例を生むようになる。

それが蓄積型のサブスクリプションビジネスに発展していくので、とにかく最初の事例には全力を上げることが必要だ。