FIREではなくフリーエージェントへ

完全FIREを目指している人でも、
全くビジネスから離れようと思っている人は少ないと思う。

コロナ後の完全FIREのリスク

コロナの前までならいざ知らず、
人類史上で誰も経験のしたことのない世界的パンデミックという緊急事態、
それに続く2022年の株価の大暴落などを経験すれば、
金融資産や不動産収入だけに頼った生活設計が不安定である事は誰の目にも明白だ。

そう考えると、そもそも「完全FIRE」という考え方自体が成り立たないのかもしれない。

フリーエージェントとしての生き方

FIREやアーリーリタイアを考える人たちは、「のんびりと、好きなことだけをして、お金に汲々としない」生活を目指しているので、
フルタイムの会社勤めとは対極にあるフリーエージェント生き方がふさわしいと思う。

フリーエージェントの定義はいろいろあると思うが、イメージとしては「自分の側に決定権がある」ことが重要だと思う。

別の言い方をすれば、「私という商品が好きでなければ買わなくて良いです」という形だろう。

サロンビジネスの魅力

これに最も合っているのが、4~5年前から流行り出したサロンという考え方だ。

一部のインフルエンサーが始めたものだが、
やがてネットビジネスの世界で流行となり、
今では有象無象のサロンがたくさんあり、
怪しげなものも少なくない。

 

ただビジネスモデルとしては優れており、
「フリーエージェントである自分」に対して投げ銭や会費を払ってくれるファンが集まる仕組みなので、
その人たちを対象にしたイベントやセミナー・教材などの販売が集客なしで出来るという優れものだ。

もちろん誰でもすぐに出来るものではないが、
コンサルタントビジネスの究極の姿だと思う。

サロン作りだけではなく、あらゆるビジネスは経営コンサルタントの故・石原明先生が提唱した「マーケティングの4ステップ」に集約され、その最初のステップであり、最も重要かつ最も難しいステップが集客だ。

石原先生の4ステップ理論では「集客とは商品・サービスに関心のある見込み客を集めること」と簡潔に定義されている。

かつて石原先生からコンサルを受けている時、先生から直接、

これを最も簡単に実現する方法は、
先生の先生になる事だよ

と教えてもらった。

世の中には弁護士や医師、あるいは社労士や行政書士など、国家資格として認められたものだけでも膨大な資格が存在する。

これらの方々は先生と呼ばれることも多く、
この先生方に教える先生は非常に権威が高いということだ。

だから国家資格を持っている人は非常に強いと思う。

どんな国家資格でも良いので、その資格を持っている人たちを対象にして情報革命やAI革命によって生まれた新しいサービスやプラットホームの使い方を解説したり、

それらをベースにした集客システムをコンテンツにすれば良いなだ。