東南アジアでの生活:エアコン対策と寒さに注意

東南アジアでの生活で注意しなければならない事はたくさんあるが、
中でも重要なポイントが「エアコンの効きすぎ」だ。

バンコクの都市交通システム(BTS)や地下鉄は、オーバーな表現ではなく、
「凍えるような寒さ」だし、服装を間違えたりするとひどい目にあう。

凍えるような寒さに備えて

最初の頃は、短パンと半袖で地下鉄に乗ったりしていたが、寒くて堪ったものではない。

コロナの前に事務所を構えていた時は、
エアコンの噴出口を布や紙で覆って、
さらに上下ともジャージを着て、
さらにひざ掛けをかけていたほどだ。

これは本当の話で、
とにかくエアコンが強すぎる。

日本のように「柔らかな冷気」などは全くなく、とにかく冷やすことしか考えていない。

だから、移動中は最高気温が40度になるような時でも、リュックの中には薄手のパーカーや帽子が入っている。

エアコンの代わりに扇風機を使用する

移動中だけではなく、ホテルやコンドミニアムでも扇風機があるかないかは大きな違いだ。

天井から吊り下げられた東南アジア風の扇風機でも良いし、
日本にあるような普通の扇風機でも良いので、夜はエアコンを消して、扇風機を使った方が健康には良いようだ。

普通に街中で暮らしている時はこの程度の注意で良いのだが、
ちょっとした旅に出る時も「寒さ対策」は重要なポイントになる。

1週間位の短い旅行で、持ち物はリュック1つで行く場合でも、寝間着代わりになる長袖・長ズボンは絶対に必要だ。

朝晩はダウンがあってもおかしくない

どうしても東南アジアの場合は熱帯のイメージがつきまとうのだが、
季節や地域によってかなり温度が違う。

特に11月から2月までのクールシーズンでは、タイ東北部のイサーン地方や北部のチェンライなどでは、
朝晩はダウンがあってもおかしくない位の気温になることがある。

クールシーズンの東南アジアでは上着やジャケットは必須

これらの国々では、
最低気温が10度以下になると低体温症で死者が出るという話を聞いたことがある。

実際のニュースを見た事はないが、
家の作りでも、着ている衣類でも、10度は極寒の気温なのかもしれない。

もちろん、暖房器具なんかは用意していない。

もっとも、寒いといっても最低気温は15度位なので、ちゃんとした服装をしていれば日本人にとってはたいしたことのない気温だ。

私の最近のお気に入りは、この季節にメコン川沿いの高原地帯でのんびりと過ごし、

夕方からは焚き火をしながらバーベキューとビールで過ごすという生活だ。

最近は異常気象のせいなのか、東南アジアでも、地元の人が「あり得ない!!」というような気候が時々出現する。

そういった時、旅行者や外国人は対応に困ることがあるのだが、

ありがたいことに、今ではユニクロが世界中に進出しているので、中国にいても東南アジアにいても必要な衣類は手に入るが、
残念ながら日本ほど品揃えは多くない。

また値段も日本よりは高めなので、
薄手のパーカーとウルトラライトダウンジャケットは、
絶対に日本国内で用意しておいた方が良いかもしれない。