海外での節約術と食事のストレス

海外の日本人向けスーパーは
品揃えが豊富で便利だが、
なんといっても値段が高い。

バンコクでは赤いきつね90バーツ(360円)

現地の駐在員の生活水準で価格が決まるので、
ローコストライフを実現しようとすれば、
毎回のように利用するには
少しハードルが高い。

例えば海外で絶対に食べたくなる
カップめんの赤いきつねは
バンコク市内のスーパーでは90バーツで、
今のレートだと360円位になる。

東洋水産商品情報より引用

日本では特売だと180円で売っているので、
2倍の値段になる。

もちろん全てが2倍ということではなく、日本と変わらないものもたくさんある。

現地生産の場合は、原材料や人件費の関係で日本より安いものもある。

長くタイにいる人の話を聞くと、「昔に比べたらずいぶん美味しくなった」らしい。

食べる事は人間の基本:過度な節約厳禁

割高だからといっても、
やはり日本食や日本の食材が欲しい時もある。

食べる事は人間の生活の基本なので、
ときには美味しいものや、
ぜいたくな食事を楽しみたいものだ。

そういった時に、こういった日本人向けスーパーがなく選択肢が少ない環境では、
ストレスが溜まるばかりで、

気持ちを穏やかに保ったり、
ノンビリと過ごすことすら難しくなる。

いろいろと節約することは重要だが、
選択肢のない状態での節約は非常に厳しい。

お金さえ出せば手に入る環境

ふとした拍子に、どうしても『どん兵衛』が食べたいとか、無性に『ココイチのカツカレー』が食べたくなる事は誰にでもあると思う。

そういった時に、お金さえ出せば手に入る環境が必要だ。

しかし、おいしいものを食べつけてしまうと、
どうしてもそれが習慣になってしまい、
生活コストが高止まりしてしまう。

特に、現地生産ができず日本から輸入している食品や飲料は割高になる。

かさばって重いものはなおさらで、その典型が日本酒だ。

バンコクでは居酒屋が大ブームになっており、私もよく行くが、とにかく日本酒は高い。

まぁ、焼酎を飲んでいれば問題はないのだが、日本酒が好きな人にとっては、
海外の居酒屋での飲食は相当に割高になることを覚悟していたほうが良いと思う。

自分なりの贅沢ルールを決める

限られた予算を最大限に使うためには、

「和食は月に3回まで」とか、
「フジスーパーは月に2回だけ行く」

など自分なりのルールを決める必要がある。

せっかくのセミリタイアライフだから、
お金の事など気にしないで、
好きなものを食べられる生活が一番なのだが、

健康管理や節制の面からは、こういったルールを決めておくのも悪くはない。