アウトプットがなければ時間の無駄

FIREにしてもスキルアップにしても、
ネットやSNSでの情報収集が欠かせない。

学ぶことに満足してはダメ

何か悩みを抱えた時や壁にぶつかった時、
ビジネス書や啓発書を読むことも大事だし、

セミナーや動画教材で学ぶことも大事だが、
中には、それだけで満足してしまう人がいる。

インプットは大事なのだが、
アウトプットがなければ時間の無駄だ。

ソーシャルメディアでも動画やセミナーでも、
何かに触発されて行動に移すのは良いのだが、

短期間で諦めてしまい、また情報収集に精を出す人が多いのは「ノセられているから」に違いない。

語学学習とダイエット

世の中で1番効率の良いビジネスは、
語学学習とダイエット系なのだという。

何故かと言えば、

多くの人が願望を持っており、
途中で挫折しやすく、
挫折の原因は「自分が悪い」

と考えてくれるからだそうだ。

ダイエットに挫折するのは人間の本能

だから、繰り返し新しい教材や別のテクニックにお金を払い、

「また、食べちゃった」
「結局、今回も三日坊主だった」
「自分はなんとダメなんだろう」

と永久に消費者を続けることになる。

諦めて投げやりになるよりはチャレンジを続けるのも悪くはないのだが、

それよりはインプットとアウトプットのバランスを取ることが重要だろう。

インプットの量を減らす

要はインプットの量を減らすことだ。

量を減らすというよりは上限を決めて、
たとえば3カ月間で教材やセミナーに使える金額は1万円までとか、自分で枠を決めるのが良いと思う。

そしてアウトプットのパターンを決めておく。

手帳でも良いしスマホでも良いので、
セミナーでもSNSでも教材でも、
何かのインプットがあったら、
必ずアウトプットのカタチを決めておく。

A4の紙1枚にタイトルや概要、学んだことや気づきなど、書き出す項目を決めておく方法だ。

このあたりのテクニックは、ネットで調べれば良い方法がたくさんあるので、どんな方法でも良いと思うが、大事な事は型を決めておくことだ。

と、偉そうなことを言っているが、
実は私もこの考え方に至るまでには
何十年もかかっている。

学生の頃から乱読派だったので、
人一倍、いろいろ本を読むのだが、
アウトプットもないままに、
次から次へと乱読を続けていくパターンだ。

これを卒業してからも、ずっと続けていた。

アウトプットしたものを読み返す

ある時、コンサルタント・石原明先生から直接のコンサルを受けることになり、4年間、月に一回、仙台から東京まで通い続けた。

先生のコンサルは、それなりの費用がかかるので、こちらも必死だった。

行き帰りの新幹線や新幹線の中では、
手書きのノートを繰り返し読み、
さらにそれを別のノートに清書をしたりした。

これを繰り返すことによって、ある時に

「ストンと、要点が腹に落ちる」

と言う感覚を味わうことができ、その時にアウトプットの重要性を学んだ。

ただ、実はアウトプットだけでは足りない。

そのアウトプットしたものをカタチにするためには、定期的に見直したり、思い出したりすることを習慣付けなければならない。

ありがたいことに、いまは情報革命の恩恵により、Googleカレンダーのタスクやリマインダを使って、定期的にアウトプットしたものを思い出しすことができる。

書籍や教材とは違い、アウトプットされたものは自分の言葉で書かれているので頭に入りやすい。

それをマインドマップを使って加工したり、
加筆したりしていくと、
頭の中でモヤモヤしていたものが、
どんどんスッキリしてくる。

こういった「生産性向上のためのノウハウ」を知っていると知っていないとでは、
努力が成果に結びつく効率に大きな違いが出てくる。

石原明先生が亡くなったのは本当に残念なことだった。

私は色々と特殊な状況があったので、
石原先生にしては特別価格とも言える月額10万円でコンサルをして頂いたのだが、

それでも4年間通い続けたので、
交通費なども含めれば軽く5百万円を超える。
それを何倍も上回る実際の利益を上げることができたし、
生産性向上という一生モノの宝物を手に入れることができたので、
人生で最も賢い投資だったと思っている。