挫折を乗り越えて稼ぐスキルを身に付ける

起業を目指したり副業のスキルを見つけようと頑張っている人の中には、途中で投げ出して挫折する人も少なくないと思う。

起業や副業で挫折する理由

稼げるスキルを身に付けるのは簡単ではないので、どんな場合も1年とか2年の長丁場の戦いと考えるべきだ。

フリーランスならば時間の自由があるが、
会社勤めの傍ら副業スキルを身に付けようとすれば、かなり長期間の計画となる。

最初は意気込んでスタートするのだが、無理な計画は長続きはしない。

何かの計画を立てる場合、多くの人は行程だけを考えるので、うまくいかないことが多い。

「3ヶ月でここまで進み、半年でここまで終わらせる」「1日の勉強時間は90分で週に4〜5日」と言うような工程を細かく作り、それで満足してしまう人が多い。

こういった計画ならば、高校生でも作ることができるし、今の時代は、ChatGPTに「〇〇を1年間で習得するための工程表を作ってください」と投げかければ、瞬時に表形式の計画表を作ってくれる。

どこで壁にぶつかるかを想定

こういった行程表通りに進む事はほとんどなく、多くの人が途中で投げ出してしまう。

その原因は「どこで壁にぶつかるかを想定していない」と言うことに尽きる。

受験勉強でも資格取得でも、長丁場のチャレンジの場合は必ずどこかで疲れが出るし、飽きることもある。

さらに、体調不良や家庭の問題など想定外のことも起きるわけだから、計画通りに進むはずがない。

大事な事は行程表を作ることではなく、「どこで壁にぶつかるか、どこで挫折するか」を想定することだ。

これは私が10年以上、中小企業の社長さんやスタッフさん達にITサポートをしてきた経験から言えるのだが、殆どの場合に言える事は、自分の力を過信したり、結果を高望みするケースが多いことだ。

そもそも行程表が計画通りに進むハズがないのに、その計画がパンパンに詰まっているのでは失敗することは目に見えている。

攻め・守り・逃げの3つが必要

計画を7割から8割に抑えたとしても、「前に進むだけの計画」では成功もつかない。

どんな場合でも「攻め・守り・逃げ」の3つが必要で、前に進む計画だけではなく、どこで休むか、どこで逃げ出すかを決めておく必要がある。

稼げるスキルを身に付けるために必要な時間は様々だが、仮に1年の計画しよう。

自分に不似合いなことにチャレンジした場合には出来るだけ早く逃げるに越した事はないが、それにしても1週間や2週間で見切りをつけるのは早すぎる。

撤収を決断するのは2ヶ月から3ヶ月位が適当だと思う。

本音では好きじゃないとか、性格に合わないのに無理をして続けたとしても、絶対にゴールにはたどり着けない。

逆に3ヶ月以上続けることができて、その途中に「面白そうだ」、「なんとなく行けそうだ」と感じたならば、多少の無理をしてでも一年間ゴールまで進んだ方が良い。

その場合でも「どこで壁にぶつかるか」「壁にぶつかったら、自分のメンタルをどう守るか」と言う守りの戦略が必要だ。

こういったことを想定しておくと、実際にその場面が来たときの落ち込みが軽くて済む。

「まぁ、これは想定内の事だから少し休もう」「案外と長持ちしたのでひと休み」と鷹揚に構えることができる。

この心のゆとりが大事で、こういったポイントを1年の間に2~3カ所、設定しておくのは非常に重要だと思う。

初めてのチャレンジで稼げるスキルが身に付くほど世の中は甘くは無いので、
1年目は「続けると言うスキル」を目指すと言う考え方が重要だ。

このスキルが身につけば、2年目、3年目には必ず稼ぐことができるスキルを手に入れることができるハズだ。