セミリタイアの現実と海外での生活
セミリタイアもサイドFIREも、誰にとっても一生に一度(多分)の決断になると思うので、
なかなか一歩を踏み出すのは難しいと思う。
30代や40代の会社勤めの場合だと、先輩や同僚で起業したりフリーランスになった人はたくさんいると思うが、同年齢がセミリタイアとかサイドFIREに踏み切ったケースはそれほど多くないはずだ。
まして、私が提唱している「低予算で海外セミリタイア」に至っては、周りに経験者を探すのはかなり難しいと思う。
コロナ影響下での日本人の撤退事情
10年以上、中国や東南アジアでいろいろな人と会ったが、コロナの前でも「夢破れて日本に帰国」という人がたくさんいた。
海外での起業は「何となくカッコいい」ので、
憧れる人はたくさんいるが、
新規に参入してくる人が多い反面、
いつの間にか別の仕事を始めていたり、
気がつくと日本に帰っていたケースも多い。
ビジネスを続けているように見えても、
話を聞いてみると、本業だけではなく、色々なサイドビジネスを行っているケースも多い。
結局、本業だけでは食べていけないので、
ちょっとした仲介業や代理店のようなことをやっている人がたくさんいる。
私もコロナ前にバンコクでエアビーの民泊ホテルを経営していたが、コロナの直撃を喰らって5年で撤退せざるを得なかった。
同じような形でコロナの影響で撤退に追い込まれた日本人は数え切れない。
日本での安定した生活と 海外セミリタイアの両立
私は海外セミリタイアを目指すためには、
日本国内での本業がしっかりしていなければ難しいと思う。
日本での仕事行わず、海外でアルバイトでもしながらノンビリと暮らそうと思っている人もたくさんいると思うが、世の中はそれほど甘くない。
私が移住やロングステイではなく、
日本と海外で半分ずつ暮らしている理由は、
日本での本業をきちんと守るためだ。
逆の見方をすれば、日本国内でしっかりと稼げるビジネスモデルを作れば良いだけだから、前向きに考えることもできる。
Googleスキルショップを 通じた再スタートの機会
このブログでも何回も紹介しているように、Googleスキルショップで半年ほど勉強すれば、名刺や履歴書に書くこともできるGoogle公認の認定資格を得ることができる。
もう少し本格的に取り組めば、
1年程度の勉強でも、
上場企業からオファーがもらえるような資格すら手に入れることができる。
例えばCloud Digital Leaderという資格は、
無料ではないがオンライン資格認定試験の仕組みで資格を取得することができる。
もちろん向き不向きもあるし、
多少のITスキルは必要になるが、
世の中はどんどんフラットになっている。
学歴や経験に関係なく、ゼロからの学び直しが出来るような仕組みが整っているのだ。
これはアメリカの社会構造を見ればよくわかる。
英語すらままならない海外からの移民が、
ゼロから学んでスキルを身に付けるためには、
完璧に作り上げられた教育プログラムが求められる。
そういった部分はではアメリカは圧倒的なパワーを誇っており、Googleスキルショップのプログラムも「こんなに簡単でいいの?」と思うようなレベルから始まり、いつの間にかステップアップしながらゴールにたどり着けるようになっているのだ。