LCCの従量(重量)課金制は合理的な仕組み

私が海外生活の拠点にしているタイには、
1日2便とか3便しか発着便のない小さな空港も含めて、たくさんの地方空港がある。

海外の地方空港から国内旅行

人口の比率から行くと、日本ほど多くはないが、それでも大小合わせて40カ所位ある。
(ちなみに日本は90カ所位)

ただ、日本の場合は離島の空港が圧倒的に多いので、タイと比べるのも正確ではないかもしれない。

それはともかく、海外にいる場合でも日本と同じように手軽に国内旅行に行くことが出来る。

入出国の手続きがないので、ほとんど荷物を持たず、ぶらっと出かけることができる。

現地でホテルが取れないこともないし、最近では地方都市でもエアビを使ってリーズナブルな宿泊場所を探すことのできる場所も少しずつ増えてきた。

地方都市での物価と外国人価格について

大都市から地方都市に向かうと、なんといっても物価の安さに驚く。

空港があるくらいの街は観光地としても有名なところが多いので、
ホテルでもレストランでも外国人価格があることには注意しなければならない。

初めて訪れた土地の場合は、価格にこだわらず、しっかりしたホテルに泊まる方が良いと思うが、

2度目や3度目の場合は予算やライフスタイルに合わせてローコストを目指しても良いと思う。

最近では地方都市だからと言って、Wi-Fiがつながりにくいということも少なくなり、
大体どこにいても困る事はない。

ただ、Wi-Fiが途切れやすいとか、電源が不安定などの地域もあるので、
リモートでの面談やセミナーなどは要注意だ。

合理的なLCCと不合理なキャリア航空会社

海外での国内旅行ではLCCを乗りこなすことが大事だと思っている。
短時間のフライトなので、多少座席が狭くても我慢はできる。

料金の安さだけを求めるなら座席指定はいらないが、
自分の体調や気分などによっては、
敢えてオプション料金を払って通路側の席等の指定した方が良い場合もある。

LCCでは座席選びも大事だ

ANAやJAL、TG(タイ国際航空)などのキャリアとかレガシーエアと呼ばれる航空会社の便を使っても良いのだが、

値段が高いだけではなく、提供されるサービスや荷物の重量制限などで少し不合理だなと思うことがある。

機内で出される食事や飲み物も、いる時もあればいらない時もある。

荷物にしても、重い時もあれば、リュック1つの軽い時もあり、それでも料金は変わらない。

逆にLCCの場合は食事や飲み物は有料だし、
規定重量を超える荷物も有料だ。
従量(重量)課金制という合理的な仕組みだ。

日本の国内線にはマイルで乗るのでLCCに乗る事はないのだが、

機内で出されるお茶やコンソメスープなどは、ありがたいサービスだとは思うが、
これをなくして少しでも料金が下がるのなら、そのほうが良いような気もする。

持ち込む荷物にしても、自分はリュックだけなのに、
かなり大きな荷物を預けている人でも、
料金が同じなのは釈然としないものを感じる。

考えてみれば、体重による料金の違いがないことも不合理と言えば不合理だが、
これは個人の人権問題でもあるので、

キャリアでもLCCでも体重別追加料金等を設定する事はないだろう。