海外での節約生活は東南アジアの地方都市が最適

海外での生活費を安く上げようと思えば、
東南アジアの田舎に住むのが1番良い。

東南アジアや中国の大都市では生活コストが上昇

バンコクや上海くらいの大都市になれば、
外国人居留区の中にも、
欧米人が多く住む地域もあれば、
日本人街や韓国人街もある。

こういった地域にはそれぞれの地域の人たち専用のスーパーマーケットがあるし、
フリーペーパーやコミュニティーなども揃っているので普通の生活には困らない。

こういった地域では生活コストが高くなり、
ホテル暮らしはもちろんのこと、
外国人向けコンドミニアムでも、
それなりのコストはかかってしまう。

中国の家賃は高くなりすぎたが、
バンコクやホーチミンならば、
日本での同等の生活に比べれば、
コストは半分から3分の1なので、
まだ海外暮らしのメリットはある。

ただ、過去10年位の推移をを見ていると、
東南アジアも経済発展が著しく、
それに加えて円安・現地通貨高が進むので、
生活は少しずつ楽ではなくなってきている。

コスパ最高:東南アジアの田舎

これは中国や東南アジアでの大都市の限られた現象であり、地方都市での生活コストは驚くほど安くなる。

地域によっては異なるが、
ざっくりと言えば大都市の半分程度で生活することができる。

当然のことだが、その分だけ社会インフラのレベルは高くなく、大都市での生活と比べたり、日本での生活と比べれば、不便も多いし苦労することも多い。

地方都市といっても国内空港があるレベルの都市であれば、それなりの観光インフラや社会インフラが整っている。

外国人が普通に泊まれるホテルもあれば、
レストランやバーなどもある。

長期滞在となると現地のパートナーがいなければ難しいと思うが、2週間とか1ヵ月程度の短期滞在であれば、本当にのんびりすることができる。

メコン川沿いのナコンコンパノム

例えば、私の好きなメコン川沿いのナコンコンパノムという地方都市があるが、

ここで10日間ほど滞在した時には、
毎日メコン川を眺めるだけの生活をしていた。

ホテル代やレストランでは安いだけではなく、
広さやテーブルの大きさ、店のゆったり感などは日本では味わえないものだ。

時間を気にせずに、起きたい時に起きて、食べたい時に食べる。

あとは読書とメコン川を眺めるという、
リラックスとしか言いようのない生活だった。

1日中、メコン川を眺める

それ以外の時間は昼寝かマッサージ、
夜になればお酒を飲んで、
地元の人としゃべったり騒いだりするような毎日だった。

ただ、1週間位いれば飽きてしまう。

どんなにリラックスできたとしても、
ときには買い物もしたいし、
和食が食べたくなることもある。

ナコンコンパノム周辺にも小さな和食店があるのだが、残念ながら、「来なければよかった」というレベルだった。

2~3週間の短期滞在を繰り返す

セミリタイアライフでは節度あるお金の管理は重要だが、コストを下げることだけを考えて、
地方都市や田舎での生活を考える場合は、

2~3週間の短期滞在を何回か繰り返したほうが良いということがわかった。

「何回も」という理由は、
季節によって全く生活の質が異なるからだ。

東南アジアのクールシーズンは最高だが、
この季節で生活すれば、
どんな街でも「住みたい」と思うようになる。

それとは全く逆に、「こんな所にはいられない」という季節もあるわけだから、
移住や長期滞在を考える場合は、
色々な季節を経験することが必要だ。