海外駐在員の悩み:クラブのママからの意外なオファー

海外駐在員と言えばサラリーマン社会の中でもエリートであることは間違いない。

それでも人間である事に変わりはなく、
面白いスキャンダルを耳にすることもある。

1人のタイ人女性を巡って2人の社長が

どこまで本当かはわからないが、
タイに進出した日本の大手自動車メーカーの
現地法人の社長レベルの人たちが、

1人のタイ人女性を巡ってツノを突き合わせていたという話を聞いたことがある。

タイの首都バンコクには日本人が6万人以上も住んでいると言われている。

これは正式に届け出をした人数なので、
実際には、これより1割から2割位は多いだろうと言われている。

バンコクから車で1時間半ほどのところに、
日系自動車メーカーを中心に、
多くの企業が進出しているシラーチャという工業団地がある。

シラーチャ郊外にある建設中のイオンモール(2015年頃)

ここには日本人が1万人近くも住んでおり、
日本人向けレストランやカラオケバーがたくさんある。

バンコクに比べれば街の規模が小さいので、
逆に噂や醜聞が伝わりやすいのかもしれない。

タイのカラオケバーは、
日本で言えば高級クラブのようなもので、
高い店になれば日本と同じ位の金額のところもある。

ここで、ある企業の偉い方と仲良しになったクラブのママが、
実はライバル企業の偉い方とも仲が良かったという話だ。

二股をかけられていたのか、
あるいはどちらかの勘違いかはわからないが、

世の中にはよくある話だと思う。

実は日本人駐在員は結構モテる

これだけ聞けばヤリ手のママさんの手玉に取られたという話に聞こえるが、

実は日本人駐在員は結構モテるのである。

どういうことかと言うと、
日本の大手企業の駐在員を接待するほどのクラブのママさんだから、
頭が切れるし美貌も半端ではない。

こういう人たちは引き時もよく知っており、
「そろそろ引退」という段階になると、

上客とビジネス抜きの付き合いを考える

こともあるらしい。

高級クラブのママさんだけではなく、
バンコクの日本人向けカラオケバーのママやチーママたちも同じようなことを考えている。

日本人はグループで騒ぐ時は、
めちゃくちゃ下品でどうしようもないが、

1人1人は上品で仕事のできる人たちが多い。

大勢の男性客を見ているママやチーママたちは目が肥えているので、

逆ナンではないけれども、
相手の方から仕事抜きの付き合いを求めてくる場合もあるという。

「そろそろ、小さなお店を出したいの」

仕事抜きといっても金銭抜きではなく、

「そろそろ、小さなお店を出したいの」

という類のオファーなのだが、

それでも白羽の矢を立てられた方は悪い気はしない。

東南アジアの盛り場では、
こういった「夜の世界の丁々発止」が、
何十年にもわたって繰り広げられている。