生涯現役とセミリタイアの目標
私は生涯現役で働き続けることを目指しているが、フルタイムで働くつもりは全くない。
2013年頃まではがむしゃらに働いていたが、ある時からは、
「これでは身体も心も長持ちしない」
という不安が芽生えた。
ちょうどその頃に海外に行くようになって、
生き方を大きく転換した。
労働時間の削減と 自由時間の確保
その頃から働く時間を徐々に少なくして、
自分の自由時間を確保するようにしてきた。
そして10年経った今は、
ほぼ完全に時間の自由を手に入れた。
働き方もビジネスモデルも大きく変わったので単純に比較できないが、労働時間は半分以下から⅓位になったと思う。
あるときに労働時間について少し調べたことがある。
サラリーマンの平均労働時間との比較
平均的な日本人のサラリーマンの所定労働時間は約1800時間となる。
土日の休みが年間で104日、
祝日や年末年始休暇などが18日、
有給消化日数が約18日という計算だ。
祝日に年末年始休暇とお盆休みを合わせると年間休日は20日以上になるのだが、土日と重なっても振替にならない場合などを含めると大体平均で上のような数字になる。
年間365日から合計の140日を引くと225日となり、1日8時間労働の計算で1800時間となる。
この225という数字が、偶然に日経平均株価の採用銘柄数と同じだったのでよく覚えている。
一般的には、ここに残業時間や有給未消化の日数が上乗せされることになるが、
殆ど残業せずに有給休暇をほぼ完全に消化した場合の年間労働時が1800時間だ。
セミリタイアライフの設計図
だから、この1800時間という数字は「サラリーマンの義務」となる労働時間になる。
この状態が100%フルタイム勤務であり、
ここから労働時間をどれだけ減らせるかがセミリタイアライフの設計図となる。
例えば1日6時間の働く義務があるとすれば、
フルタイムの状態から1日2時間の自由時間を獲得したことになるから、年間で450時間となり、セミリタイア指数は25%(450÷1800)と考えることができる。
現役指数を用いた 労働時間の管理
私は生涯現役を目指しているので、
セミリタイア指数ではなく現役指数というふうに考えて、この状態ならば現役指数75%と捉えている。
いま私の現役指数は大体60%で、
年間の労働時間は1000時間ほどになる。
ざっと週に20時間ほどなので、
午前8時から11時までのコアタイムが1日3時間、そして曜日によって午後も仕事をしたり、夜まで頑張ったりと、
自分の好きなように働いている。
10年前までは1日10時間以上働いており、
休みも殆ど取っていなかったので、
年間労働時間は間違いなく3000時間を超えていたと思う。
それと比べれば今は天国で、
本を読むにしても映画を見るにしても、
「好きなだけ没頭できる」自由を手に入れた。
ここまでの10年間、少しずつ労働時間を減らしながら、何とかここまで減らすことができたのは自分なりに頑張ったと思う。
自分の年齢や体力、ビジネスモデルの安定度によって、これを少しずつ減らしていく計画を立てている。