海外リモートワークの現実

海外を移動しながらセミリタイアライフを続けるには、リモートワークのノウハウは欠かせない。

リモートワークの現実とは?

「リモートワークなんて、ノウハウというほどのものではない」と感じる人もいるかもしれないが、

ネットがつながらない環境とか、
途切れ途切れの環境とか、
あるいは突然の停電など、
海外では日本と違う突発事項がよく起こる。

突発的なネット接続不良対策

ネットがつながらない時は、
ネットデトックスの絶好のチャンスなので、
のんびりと散歩をしたり、
本を読んだりしていれば良いものだが、
そうもいかないこともある。

ネット中毒とかスマホ中毒の定義はわからないが、自分なりに「1日6時間を超えたら危ない」という基準はある。

コロナで在宅時間が非常に長くなったとき、平均のスクリーンタイムが5時間半ぐらいになっていた。

私たちのようなフリーランスのリモートワーカーの場合は、
デスクワークと違ってスマホを見る時間は非常に長くなる。

それでも1週間で平均すれば1日3時間位がちょうど良い時間だろうと思う。

ところが仕事が立て込んでしまい、
頭の中で整理しなければならないことがたくさんあり、調べたり音声入力をしたり、スマホを使う時間が非常に長くなる時がある。

事前準備の重要性

こういった時にネットがつながらなくなると、
仕事のテンポが狂うだけではなく、
必要以上にストレスが溜まってしまう。

落雷や何かの突発事故でネットが繋がらなくなってしまった時は仕方がないが、
長時間の移動等の場合は段取りが充分でないと仕事ができない。

ストレスだけではなく、
自分に対する自己嫌悪も重なって、
イライラが半端ではなくなる。

自分1人の作業ならどうにでもなるが、
クライアントの打ち合わせやミーティングの予定が入っていた場合は非常に困ることになる。

オフライン時の作業の取り組み方

こういった場合は、事前にクライアントに対して「◯月◯日は電波の悪いところに行くので、つながりにくいかもしれない」などの事前連絡を入れておくのがよい。

うまくZOOMや電話がつながったとしても、
最初に「今は非常に電波が悪いところにいるので、もし途切れたりしたら、別のカタチで対応します」などと前振りしておくと非常にストレス軽減になる。

2023年の5月にタイ・ラオス国境沿いを長時間移動したことがある。

その時、バスの車内で4時間ほどネットがつながらない状況があった。

これは事前に決めていた予定であり、
下調べをしていればいくらでも対処できたことなのに、それを怠った自分が許せなかった。

「のんびりと風景でも眺めてれば良い」と思うかもしれないが、タイ・ラオス国境のメコン川沿いのローカルなバスの風景など、
10分も見ていれば飽きてしまう。

最初のうちはネットが繋がらなくても作動するGPSの機能を使って、
Google マップのスクショを撮りまくっていた。

それにも飽きてきたので、今度はオフラインでも使えるGoogleキープのメモの整理を始めた。

ところがホテルに戻ってから見てみると、
オフラインで記入したはずのメモがすっかりと消えていた。

原因はわからないのだが、オフラインで入力した内容が100%保存されないこともあると考えた方が無難かもしれない。

いずれにせよネットがつながらない環境が想定できるのであれば、その時間に何をするかを事前に決めておいた方が良いというのが今回の教訓だ。