海外生活の居住コスト削減
海外での生活コストを下げるために
最も大事な費目は居住コストだ。
普通の海外旅行であればホテルに泊まるのが一般的だが、バンコクやホーチミンなどの中心地の立地の良い場所で、日本人が普通に泊まれるようなレベルのホテルでは、最低レベルでも一泊6000円から8000円位かかってしまう。
この金額はロケーションの良さによるもので、
その分だけ設備はあまり期待できない。
東南アジアの大都市でロケーションも設備も欲張るのであれば、日本円で15000円位は覚悟しなければならない。
3泊とか4泊ならこれでも良いが、長期滞在やノマド生活では全く対象とならない。
ドミトリー選びのポイント
それでも1ドル105円程度の円高だった頃は、5000円位でもロケーションも良く、
設備の整った4つ星ホテルがあった。
当時の5000円を今の為替レートで換算すれば7000円以上になってしまう。
だから最近の円安で5000円の予算では、
大都市の中心部できちんとしたホテルを見つけるのはかなり厳しい。
もちろん中心地から少し離れたところであれば少しずつ安くなる。
初めて訪れる土地勘のない都市ではなく、
バスを含めた公共交通機関を自由に利用できるようになれば中心地から離れた場所のホテルを選ぶに限る。
長期滞在やノマド生活を目指すのであれば、
相部屋のドミトリーやゲストハウス生活に挑戦するのが最も合理的だ。
1部屋に2段ベットが4つか5つ置いてあって、
8人から10人ぐらいの部屋が標準だが、
バンコクのど真ん中でも1泊1000円程度で泊まれるドミトリーがたくさんある。
快適なドミトリー生活のために
ドミトリの評価は千差万別で、
アゴダの評価で9.5というビックリする位の高評価のドミトリーも複数ある。
レビューの総数も20件や30件ではなく、
1000件近いレビューで、
なおかつ平均が9.5というのは驚く数字だ。
ドミトリ選びで最も大切な事は共用スペースがどれぐらい充実しているかに限る。
スペースの広さや設備だけではなく、
実際にどれぐらい混んでいるか、
どんな使われ方をしているかが大事だ。
私の目指す海外セミリタイア生活では、
基本的には週に3~4日は仕事をするので、
仕事場がしっかりと確保されなければならない。
2段ベッドの中でノートパソコンを叩くこともできなくはないが、それはあまり現実的ではない。
ここまではアゴダなどでは調べることができないので、一泊でも良いので実際に泊まってみるのが1番良い。
長期滞在者と短期滞在者の ドミトリー生活の違い
その他、ドミトリー生活での必需品はノイズキャンセラー機能付きのイヤホンと、飛行機で配っててくれるAirPodsだ。
2段ベットで1室に8人などと聞くと、経験のない人は「うるさくて大変だろう」と思うかもしれないが、案外と静かなものだ。
これも選び方のコツの1つなのだが、
長期滞在者がたくさんいるドミトリーは、
ベッドにタオルや干物が乱雑にかかっていて、
生活感がプンプンするようなケースもある。
それとは別に、中心地で少し料金が高めのドミトリーの場合は2泊とか3泊の短期滞在の観光客が多いので、案外と生活感もなく、
何よりも共有スペースを使う人が少ない。
殆どの人が午前中は寝ていて、
午後から観光に出かけ、
夜は遊びに出かけるケースが多いので、
その時間帯をうまく外しながら生活をすると非常に快適だ。
バンコクで言えばカオサン通りなどのバックパッカーが集まるような所では、一泊5ドルからがドミトリーの相場で、こういったところには1ヵ月とか2ヶ月どころではない長期滞在者もいる。
そういったドミトリーと、短期滞在者向けのドミトリーでは全く種類が違うので、
この辺を参考に使いやすいドミトリーを選ぶのが良いと思う。