セミリタイアの定義って何?

自分自身では、セミリタイアをしていると思っているが、

では

「セミリタイアの定義ってなんですか?」

と人に聞かれたら、
きちんと答えられるかどうかわからない。

セミリタイアの定義

もともと自営業者の生活が長いので、
ざっくりと言えば

「自分の好きな時間に、好きなだけ仕事ができること」

と答えるかもしれない。

「好きなだけ仕事ができる」

という事は、逆に言えば、
仕事をしたくない時はしないで済む状態ということだ。

もちろん完全リタイアでは無いので、
1ヵ月も2ヶ月も仕事をしない
というわけにはいかないが、

自分の自由を奪われる苦痛

月曜から金曜まで定時に出社をして、
わけのわからない上司や同僚に言われるままに、
自分の自由を奪われるのは、苦痛以外の何物でもない。

そういった苦痛から解放されている状態をセミリタイアと言っても良いのかもしれない。

バンコクの外国人向けコンドミニアム

自営業者ならば、自由かというとそうでもない。

私の周りには大勢の自営業者仲間がいるが、
1番の問題は人を雇うことだ。

人を雇うという事は雇用の責任や、業務上の制約が発生する。

今の時代、スタッフに任せておいて、
自分だけ好きなときに仕事をする
というような事は簡単ではない。

そう考えると、究極の姿は

「人を雇わない経営」

ということになる。

もちろん自分1人で何から何までできるわけではないから、
経理や事務など、
最低限のスタッフは必要だと思う。

私は長いこと、
経理兼秘書のスタッフを1人だけ雇って、
最低限のスモールカンパニーを経営している。

そのスタッフには、

「自分が生涯現役で働き続けることが会社の存続につながるのだから、
自分はフリーランスのように生活する」

と最初から伝えてある。

望ましい姿は「できるだけ小さい会社」

もともと仕事人間なので、
会社に行かないからといって、
のんびりと映画を見たり、自分の趣味に没頭するなどの生活はできない性分だ。

望ましい姿は

「できるだけ小さい会社」

なので、その分、大きな売上や収入は望めない。

でかい外車を乗り回したり、
高級クラブを飲み歩くなどの贅沢はできないし、

考えてみれば、そんなものは何の役にも立たない。

私も若い頃は高級クラブを飲み歩いたりして、

それが「成功の証」と勘違い

していたことがあった。

今思うと、
ソーシャルメディアやネットでの繋がりがなかった頃は、

そういった「形のある贅沢」で承認欲求を満たしていた
のだと思う。

ただ、今の時代に1番価値があるものは、
ソーシャルメディアのフォロワー数だったり、
自分の発信した情報に対するイイねの数だったりする。

それも普通になってくると、
FacebookやInstagramでも、
ちょっとした投稿をしてもそれほど反響はない。

承認欲求と海外からの情報発信

ところが、海外からの情報発信は少し話が違う。

どんなつまらないことでも、
それなりの反応してもらえるし、
良いことではないが

「多少盛ることも可能」

なので、それなりにイイ気分になれる。

「そんな事は大した事ではない」

と感じる方もいるかもしれないが、
生活の張りとか充実感というものは、
承認欲求が非常に重要だ。

それは、私自身、海外リピート生活を始めるようになって気がついた。

もともと少し人見知りなところがあって、
親しい友人とはよく会うのだが、
会社や業界団体の飲みや懇親会は最も苦手。

そういった煩わしいところから逃れて、
自分が、「これ、すごいな」
と感じたことだけを発信して、
それに対して反応をもらえるのは非常に嬉しい。

これも海外セミリタイア生活の醍醐味だと思う。