海外セミリタイア生活での自制心の重要性

海外生活を始めて、10年以上経つが、コロナ前までは、月末から月の初めまでは日本にいて、毎月10日ごろに海外に向かい、25日前後に帰ってくるという生活を続けていた。

月末月初はいろいろな仕事があるし、日本でしかできない仕事もたくさんある。

また海外では、電波状況が悪いと仕事にならないこともあり、日本でできる仕事は前倒しで終わらせるようにしていた。

先延ばしの達人

電波状況だけではなく、Chromeブックやスマホの紛失という最悪の事態もあり得るので、そういった場合の対策などを考えると、国内にいるときの方がはるかに忙しい。

私はもともと先延ばしの達人なのだが、逆に期限を決められると相当な集中力を発揮するタイプだ。

だから、国内にいる時は忙しいけれども、海外に出ると急に時間の余裕ができる。

その余裕を読書や原稿書きに当てれば良いのだが、平凡な人間なので、ついハメを外してしまうこともある。

明け方まで飲み、歩き、財布の中が空っぽになっても、誰からも注意されることがない。
平日でも土日でも全くの自由なのだから、よほど自制心がないと困ったことになる。

自制心がないと困ったことになる

バンコクを活動拠点にしたのが2015年からで、最初の頃はあまりの自由さに、少し戸惑いがあった。

私はお酒が好きなので、夕方6時半から7時位にはビールを飲み始める。

食事がおいしかったりすると、ついピッチが上がり、9時過ぎに寝ることもあるのだが、夜中に目を覚まして、そのまま外に出たりすると大変なことになる。

昼間は暑い国なので夜の活動時間が非常に長いだから、1時とか2時は盛り場のピークなので、自制心のない人間は間違いなく過ちを犯してしまう。

まぁ、こんな生活もすぐ飽きてくるので、どっぷりハマってしまう事はなかったのだが、自分なりのルールを決めることが大切だということを痛感した。

自分なりのルールを決めることが大切

時間の自由を手に入れたとは言え、サイドファイアの場合は日々の仕事があるので、自由気ままというわけにはいかない。

かといって、現役フルタイム勤務の時のように、1日10時間労働では体がもたないので、1日の労働時間を守ることも大切だと思っている。

私は1日のコアタイムを3時間と決めており、日本にいる場合は午前8時から11時で、それ以外は自由というスケジュールだ。

もちろんそれ以外の時間にも面談が入ったり、ミーティングが入ることもあるが、とにかくコアタイムだけは仕事に集中するようにしている。

こういうルールを決めておくと、セミリタイアライフに付きものの

「このままで良いのだろうか」

という漠然とした不安から解放される。

私も偉そうなことを言っているが、自分のビジネスモデルがどこまで強固なものか、あるいは自分の稼ぐ力がいつまで通用するのか不安がないと言えば嘘になる。

コアタイムを決めて、その時間だけは集中する

ただ、そういった時に「自分なりに可能な限り努力している」という自負心や自己肯定感が大切なのだと思う。

ライフスタイルの設計の仕方によって、1日の必要とされる労働時間はいろいろだと思うが、コアタイムを決めて、その時間だけは集中するというルールは非常に大切だと思う。

私と同じようなライフスタイルを目指している方は、ぜひ試してみてほしい。