低予算FIREの決め手は税金のクレカ払い

地元で懇意にしている社長さんに、「クレジットカードで税金を払うとビジネスクラスがタダになりますよ」と教えてあげた。

その社長さんが払っている消費税や色々な税金の合計額はかなりの金額になる。

カードで税金を払うメリット

ご夫婦でファーストクラスに乗って、
毎年ヨーロッパを往復しても、
お釣りが来るくらいマイルが稼げるはずだ。

ところが、その社長が税理士に聞いたところ、
「手数料がかかる損になりますよ」
という答えが返ってきたそうだ。

その時、私は本当に腹が立った。

手数料とマイルの価値

勉強不足にもほどがある。

お金や数字を扱うプロの税理士が、「手数料がかかり損になるのでやらない方が良い」とは一体どんなツラをしているのか、顔を見てみたいほどだった。

損か得かは相対的なもので、
得るものがなければ損になるが、
得るものが大きければ利益になることもわからない、どうにもならないヤツだ。

普通に払えば手数料はかからないのだから、
アホな税理士に言われなくても
誰だって得がなければ払うはずがない。

カードで貯まるポイントやマイルの価値は、
その人の使い方によっていろいろだ。

私の場合は国際線ビジネスクラスに使うことを目的にしているので、1マイルの価値は4.5円になる。

東京からバンコクやホーチミンまでのビジネスクラスは、季節によって違い、平均で275,000円だ。

必要なマイルも平均で62,000マイルだから、
1マイルの価値は4.5円となる。

金額が大きいので高額の年会費を払って、
還元率の高いカードを選んでいる。

メインのカードは還元率1.5%だから、
10000円で150マイル× 4.5円で675円となり、利益率は6.75%となる。

手数料はわずか0.8%位だから、
一体どこが「損になるからやめた方が良い」
のかアホ税理士に聞いてみたい。

地方税共同機構とeLTAXの導入

2023年4月からは地方税共同機構という地方自治体の連合体がeLTAXという共同ポータルを運用を始め、殆どの地方税がクレジットカードで支払いができるようになった。

それまでは消費税を始めとする国税が中心で、東京都が先行して地方税の支払いも受け付けていたのだが、宮城県や仙台市では支払える地方税は殆どなかった。

裏技的にnanacoにチャージして、
コンビニで払うとnanacoポイントが貯まり、
それをポイント変換サイトでマイルに変換する方法があったのだが、なかなか手間がかかるので途中でやめてしまった。

ポイントやマイルの使い方

私が税金のクレジットカード払いを始めた頃は、この方法を解説しているクレジットカード会社の公式サイトも少なく、「何か胡散臭い」と感じる人がいたのも事実だ。

しかし、これもコロナの影響なのか、非接触・キャッシュレスの流れに乗って認知が高まり、地方税にまで拡大したのかもしれない。

ポイントやマイルは、使い方によって価値が変わってくる。

例えば、ANAのマイルはホテルの宿泊券などにも変えることができるのだが、この場合は1マイル1円位の価値しかない。

これでも1.5%の還元率ならば、支払う税金の額が大きければ、カードの年会費とクレジットカード払いの手数料を合わせても収支はプラスとなる。

注意が必要なのは、還元率が高いために年会費が高いプラチナカードやブラックカードの中にも、「税金払いの還元率だけは例外的に0.5%」などのダマシがあることだ。

このあたりの情報はネット上にたくさん出ているので自分で調べてみて欲しい。

とにかく銀行やコンビニで払えば、1円の得にもならない税金の支払いを、ただカードで払うだけで7%近い利回りを得ることができるのだから、これを使わない手はないと思う。