セミリタイア生活の実態
海外セミリタイア生活を始めてから12年経った今でも完全に時間の制約から解放されたワケではない。
少しずつ労働時間や拘束時間を減らしながら、現在では週3日だけ働くスタイルが確立した。
この3日間の業務日以外は基本的にはクライアントとの打ち合わせやミーティングなどの予定は入らない。
だから何時に起きようと、何をしようと自分の勝手だ。
効率的な時間管理の重要性
だからといって週に4日休んでいるというわけではなく、ライフワークである
「生涯現役、ユルく長く生きる」
を実現するために、
仕事の効率化や業務改善に気を配っており、
それなりの時間を費やしている。
仕事時間が増えないように心がけていないと、
いつの間にか1日中仕事をしていることにもなりかねない。
もともと仕事が嫌いではないし、
好きなことを仕事にしているので、
何かの制約がなければ
「明けても暮れても仕事に没頭している」
ことになる。
そういった事態を避けるために、フリーランスでセミリタイア生活を続けるには時間管理が非常に大切だと思う。
だからといって、せっかく自由を手に入れたのだから、ガチガチのスケジュールでは意味がない。
緩やかな目安や制約があれば充分なので、
スマホのスクリーンタイムを参考にしている。
スマホ使用時間と仕事の関係
私が海外で使うデバイスは
ChromeブックとスマホとiPad miniの3つで、
国内にいるときは、そこにデスクトップパソコンが追加される。
仕事の殆どはディスプレイを見ていることになるが、スマホの場合は細かく記録ができるのでありがたい。
ある1週間の集計を見てみると、
7日間の合計が35時間だから、
1日5時間ということになる。
基本的には1日6時間を超えないことを心がけている。
これは何か健康管理のエビデンスがあるわけではなく、「1日24時間のうち4分の1以上もスマホを見ているのは、さすがにおかしいだろう」という程度の目安だ。
スクリーンタイムの集計結果を見ていると、
自分がどんな仕事をしているかがよくわかる。
基本的には原稿を書くことが多いので、Googleドキュメントを使っている時間が最も長く、上位にはズラリとGoogleのアプリが並ぶ。
業務の連携や効率化を考えた結果、このパターンになった。
アイディアの生まれる瞬間
もう一つ心がけているのが、夜中にスマホを見ないことだ。
私はもともと極端な朝型で、
夜はお酒を飲むので、
午後10時位には寝てしまう。
その分だじぇ朝は早起きで、
夏場は4時頃に目覚め、
冬場でも5時頃には目が覚める。
夜中に目が覚めた場合は出来るだけスマホを見ないようにしている。
目が覚めても、あえて「眠らなければ」と焦ることもない。
起床時間の制約があるわけでもないので、
このあたりは時間の自由を獲得した者の特権だと思っている。
目が覚めた後にスマホを見ないとすれば、
あとは考え事をするか寝るかのどちらかだ。
そのまま寝てしまっても良いし、
眠くならずに色々と考え事をしていると、
不思議といろいろなアイディアが生まれくる。
日中の時間を自由に使えるだけではなく、
夜中に目が覚めた時でも焦らずに考え事ができるというのは想像以上に満足感の高いものだということを実感している。