ペーパーレス化とセミリタイア生活

ペーパーレス化のメリット

リモートワークやモバイルワークを続けるためには業務のペーパーレス化は必須だと思う。

費用もかからないし保管スペースもいらないうえに環境にも優しいわけだから、
どう考えても良い事しか思い浮かばないが、
いまだに膨大な上の書類が溢れている会社や役所を見るとうんざりしてしまう。

紙を重視する企業の現状

私が所属する業界団体でも、
「紙には紙の良さがあるんだよ」とか、
「パラパラとめくると全体がわかるんだよ」
などとしたり顔で説教垂れる情弱役員がいるが早く絶滅してほしいと思う。

紙で印刷する方がトータルのコストパフォーマンスが優れているなら
Kindleがビジネスになるはずがないし、
PDFファイルが世界標準として普及するはずがない。

要はその情弱役員たちがデジタルのファイルを探したり開いたりするのに手間が掛かるという理由でワガママを言ってるだけなのだ。

ビジネスとペーパーレスの関係

まぁ、こういった役員が幅をきかせている企業や団体はそのうち淘汰されていくから良いのだが、厄介なのはクライアントから上の書類を求められた場合だ。

長いお付き合いのあるクライアントの場合は仕方がないが、新規の見込み客の場合は話が複雑になる。

ビジネスだから目先の契約は欲しいが、
基本的にはこういったクライアントとは付き合わないほうが良いと思う。

「基本的には」と条件をつけるのは、こういったクライアントと付き合っていった場合のトータルの得失は、我々の側のメンタルの強さに左右されるからだ。

例えば請求書や見積書を印刷する手間は、
時間としては些細なものだが、
業務フローやビジネスモデルを崩してしまう。

几帳面な性格の場合は見積書や請求書でも書式や出来栄えにこだわる。

毎月1回の事で、それが少数だとしても
「めんどくさいなぁ」
「他のクライアントはメールで済むのに」
などと考えてしまうと、
それだけで気分的に凹んでしまう。

メンタルの重要性とビジネスチャンス

もし、あなたがこれらの事に
「そう言われればそうかもしれない」
と感じたならば、
こういったクライアントとは付き合わないほうが良い。

フリーランスや起業を目指す場合、ようやく獲得した見込み客が契約に進んでいく過程の最後の最後で
「請求書や見積書は郵送で」
と言われた場合に断るのは辛いかもしれないが、ここは断った方が良いと思う。

いまはネットビジネスのゴールドラッシュの時代なので、ビジネスチャンスはいくらでもある。

大事な事はメンタルが前向きに保てるかどうかなので、自分の気持ちが少しでもプラスに傾いていれば、アトは貪欲にゴールドラッシュに参戦するだけで良いのだ。

せっかく巡り会った千載一遇のチャンスなのに、つまらないことで神経をすり減らしてしまったら、マインドがマイナスに傾いてしまい、目の前に転がっているチャンスを見落としてしまうことになる。

これを全く逆に考えてビジネスチャンスと捉える方法もある。

情弱者へのサポートはブルーオーシャンの世界なので、
「喜んで郵送させていただきます」
と心の底から思える人はメンタルが強い。

私は融通がきかない方で、
こういった柔軟な対応ができないのだが、
本気でクライアント優先という気持ちが貫けるのであれば積極的に対応した方が良いと思う。