先週から続けていた、タイ・ラオス友好橋2本渡り・4泊5日の旅を終えた。
「友好橋2本渡り」などと言っても誰もわからないと思うが、何の事はない、
行きと帰りで別々の橋を渡って国境越えた
という意味だ。
インドシナ4カ国陸路周遊計画
タイとラオスの国境を流れるメコン川には、
両国をつなぐ4本の大きな橋がかかっている。
ある目的があって、私はこの4本の橋うち、第1から第3友好橋の3本を渡ってみたかった。
ある目的というのは、コロナ前から計画していたインドシナ4カ国 (タイ・ベトナム・ラオス・カンボジア)を陸路で周遊するという計画だ。
4本の橋のうち、第四友好橋はチェンライという北西部の中国に近いところに架かる橋で、4カ国周遊には関係ないので、とりあえず3本を制覇してみたかった。
周りには色々なルートがあるのだが、この4カ国の真ん中に内陸国ラオスが位置している。
Google マップを見るとよくわかるのだが、
ラオスは東西の距離が狭く、
タイ→ラオス→ベトナムのコース
を採る場合には比較的、移動時間が少なくて済むルートとなる。
メコン川沿いのルート選択と利便性
少ないといっても、バスで移動した場合は6〜8時間はかかるのだが、
飛行機に頼る場合と違って、いろいろな地点を結んだ周遊ルートを組み立てることができる。
そのため、何としても3つの橋を渡って、
各地のイミグレや街の様子を経験しておきたかった。
既に半年ほど前に、第1友好橋は通過しているので、
今回の目的は第2・第3友好橋の通過だった。
陸路4カ国周遊計画は、
まず日本から空路でタイのバンコクに向かい、
そこから夜行バスでラオスの首都ビエンチャンに向かう。
この時に第1友好橋を渡ることになる。
その後、メコン川沿いにラオス国内を移動して、今回の目的地とした
ラオス中部の都市サバナケットに向かう。
ビエンチャンからの距離は450キロほどで、バスで8時間ほど。
ここからベトナムの古都フエに向かう予定だが、距離は400キロでも国境を越えるため、
所要時間は10時間ほどかかるようだ。
先人たちのブログを調べると、朝8時の国際線バスに乗り、10時間ほど揺られて、夕方6時に到着したなどの記載がある。
バスでの国境越えと簡単な手続き
季節にもよるが、これまでの経験からして、
途中のアクシデントや体調不良などを考えると少し不安が残る。
そのため、ラオスからの出発地を柔軟に変更できるように、
ラオス中部のメコン川沿いのいくつかの街の移動を経験しておきたかった。
今回はバンコクから空路で東北部の中心地の1つで、
ナーガ像で有名なナコンパノムに移動して数日滞在した。
その後、第二友好橋の架かるタイ側の都市・ムクダーハーンに移動し、そこから国境バスに乗り、対岸のサバンナケットに移動して四日間滞在した。
ラオス第二の都市サバンナケットは静寂に包まれた小さな街だった。
今回の国境通過は、半年前にタイ北部の国境の街・ノンカイからビエンチャンに移動したときに比べて、時間も通境手続きも半分位の感覚だった。
陸路での越境は、空港での出国・入国手続きと比べると驚くほど簡単だ。
何しろ、出国手続きの後、バスに乗って国境を越え、5分後には入国手続きをしているのだから、空路に比べると本当に感覚が狂ってしまう。
サバンナケットでの滞在と海鮮バイキング
サバンナケットは、こじんまりとした街で、
海鮮料理食べ放題のバイキングが、1人99Kラオキープ(800円弱)という破格の安さで、4泊のうち2回も行ってしまった。
ビール大瓶が160円なので、1500円を使い切るのは至難の業だ。
この海鮮バイキングのレストランまで歩いて2分ほどのホテルは1泊3000円弱で、
国際線バスターミナルからも歩いて3分もかからない。
残念ながら、私の愛するメコン川までは6〜7分かかるので、
次回はレストランとメコン川の中間辺りにあるホテルを探そうと計画している。
最終日の朝、国内線のバスで第3友好橋の架かるラオス側の都市・ターケークに移動し、
そこから2本渡りでナコンパノムに戻るという行程で短い旅を終えた。