タイの田舎町でのリモートワーク体験

​タイの田舎町での原稿作成

今、私はタイ東北部の田舎町でブログを書いている。

メコン川と並行して走る国道沿いに、
半年ほど前に新しくできたセブンイレブンのイートインコーナーだ。

普通のセブンイレブン

クルマよりバイクが多い

音声入力の活用

ブログを「書いている」といっても、
テーブルでコーヒーを飲みながら、
駐車場を眺め、iPhoneに向かってしゃべっているだけだ。

私が音声入力を使い始めたのは、
たしか、2012年頃からだったと思うが、
最初は後輩のiPhoneマニアから音声入力の方法教えてもらった。

タイ全土でTrueネットワーク

その時に、後輩が使ったフレーズは
「これから、ラーメンを食べに行くぞ!!」
という簡単なもので、

2人で歩きながらその実演を見せてもらったときの驚きは今でも忘れない。

それから10年以上経った今、
私はセブンイレブンの店内で、
地元のTrueという携帯電話会社のWi-Fiを使ってでブログを書いている。

となりの国まで届くTrueの電波

WiFIがなくても、スマホ(iPhone)だけならデータ通信で全く問題ないし、料金も格安だ。

私が持ち歩くiPadはWi-Fi型なので、
Wi-Fiが飛んでいない場所では、
iPhoneのテザリングを使う。

Trueは日本で言えばドコモのような会社で、
タイ全土にネットワークを張り巡らしており、セブンイレブンの中はもちろん、
どこにいても電波が途切れる事はない。

少し余談になるが、今いる場所はメコン川沿いのイサーンという地方で、対岸はラオスだ。

少し前にラオスに行った時、すっかりSIMを入れ替えるのを忘れていたが、不思議なことに普通にネットがつながっていたのだが、途中で遅くなったり途切れたりをくりかえしていた。

まあ、田舎だから仕方がないかと思っていたが、何の事はないメコン川を挟んで対岸のタイのTrueの電波を拾っていたので、
所々で途切れるのは当たり前だ。

それぐらいTrue電波の届く範囲が広く、
少なくともタイ国内に入る場合は、
ネット環境で困る事はない。

音声入力とChatGPTの合わせ技

既に音声入力は当たり前のテクニックだが、
最近私が凝っているのは
音声入力+ ChatGPTの合わせ技だ。

ChatGPTに質問する場合も
普通に音声入力が使えるし、
プラグインを入れれば、
ChatGPTからも音声で答えが返ってくる。

別にそこまでしなくても良いので、
普通にChatGPTに音声入力で質問したり会話をするだけなのだが、
当たり前のことだが、パソコンでChatGPTを使うと全く同じように会話ができる。

これ自体は誰でも知っていることなので大した事ではないのだが、考えてみると凄いことだ。

セブンイレブンでの夢のような状況

まだエアコンも下水道も完備していないような東南アジアの田舎町で、
そこにセブンイレブンのイートインコーナーがあり、Wi-Fiが完備している。

そこでコーヒーを飲みながら、
スマホに向かって音声入力で会話型AIが操作できるという状況を、
もし5年前に誰かに語ったら
「夢のような事を言ってるんじゃないよ!!」
と笑われただろう。

情報革命と未来の予想

いま現在でこれだけの事が出来るのだから、
1年後、2年後を考えると恐ろしくなる。

少し専門的な話になるが、
私が今注目している技術の1つに
エッジコンピューティング
という先進技術がある。

スマホで複雑な処理をこなすには、
半導体の個数や回路の複雑さが増して、
デバイスが重くなったり大きくなったりする。

だから一定のレベルを超えた処理はサーバー側で処理をして、
その結果をスマホに返すという仕組みになる。

こういった処理では、
ドローンや自動運転など、
ミリ秒単位のタイムラグが致命傷となるようなケースでは使うことができない。

しかしネットのスピードが格段に速くなると、
複雑な処理でも、サーバー側で処理して、
瞬時にデバイス側(スマホやドローン、自動運転の車)に返すことができる。

このエッジコンピューティング技術が進めば進むほどデバイス側の処理が減るり、
その分だけ、スマホやドローンは軽量になり、自動運転車は走行性能が上がることになる。

ここに人工知能のパワーとメタバースの世界が加わるのだから、
これからの世の中は一体どうなるのか全く予想もつかない。