インドシナ四国:生活コストと暮らしの魅力

私が海外の活動拠点にしているタイ、ベトナム、ラオス、カンボジアを、
自分で勝手にインドシナ四国と名付けている。

一般的にはタイを除く3つの国インドシナ三国と呼ぶが、この4カ国にミャンマーやマレーシアを加えた国々は歴史的にも関係が深い。

インドシナ四国とミャンマーの歴史的背景

特にインドシナ四国にミャンマーを加えた5カ国は、それぞれがお互いに征服や復習を繰り返した歴史があり、各国の歴史を調べてみるのも面白い。

ミャンマーは2021年の軍事クーデター以降、
なかなか入国が難しくなったので、
いまは4つの国を行ったり来たりしている。

4つの国の1人当たりGDPは、タイが8,000ドル、ベトナムが半分の4,000ドル、ラオスとカンボジアがそのまた半分の2,000ドル位になる。

日本と韓国と台湾が、それぞれ32,000ドル前後で、ザックリと言えばタイの4倍の規模だ。

各国のGDPと生活水準の実感

これはあくまでも国全体での統計なので、
私たち外国人が訪れる街では、
大体その5割増し位と見れば良いと思う。

例えばタイのGDPを8,000ドルとして、
その5割増しが12,000ドルとなるので、
日本の3割強〜4割弱位、

ベトナムを6,000ドルとすると、
日本の5分の1位という感覚だ。

地方都市の魅力と生活コスト

どの程度の生活水準を望むか別にして、
これらの国々の地方都市に行けば、
生活コストはいくらでも下げることができる。

地方都市でも、国内便の空港があるような都市には外国人も多く住んでおり、それなりの社会インフラが整っていると考えて良いと思う。

もちろん、ビザの更新や外国人としてのいろいろな手続きは首都や首都級の大都市に限られるけれども、そういった部分をサポートしてくれる現地の知人や友人・家族がいる場合は、日本に比べれば、相当低い生活コストで暮らすことができる。

このあたりは本人の考え方1つなのだが、
私が嬉しいと思うのは、こういった事も

「選択肢の一つとして考えられる時代」

になったということだ。

これらの地方都市でも、ネットの環境は充分なので、NetflixでもYouTubeでも普通に見ることができるし、日本のテレビやニュースをリアルタイムで見ることができる。

バンコクやホーチミンなどの大都市のコンドミニアムは、日本に比べれば桁違いに広々としてリラックスできるが、それでも地方都市のホテルなどに比べると、やや狭く感じる。

ビエンチャン:首都のリラックス感

地方都市ではないが、ラオスの首都ビエンチャンもかなりリラックスできる街の1つだ。

一人当たりGDPが2000ドルとカンボジアとほぼ同じなのだが、国の規模自体が小さいので、それぞれの首都であるビエンチャンとプノンペンを比べると、プノンペンの方が圧倒的に大きく感じる。

街の広さもそうだし、道路や建物なども「経済規模が同じ国」とは思えない。

ビエンチャンの良いところは、
街がコンパクトで小さく、
まだまだのんびりとした感じなのだが、

首都であるだけに、日本大使館もあるし、入国管理事務所や労働局なども、小さな街に全て揃っている。

バンコクやホーチミンのような「夜世界」は期待できないのが、地方都市のノンビリ感を残しながら、なおかつ首都の便利さを備えたコンパクトな街と捉えている。