私の3大特技の1つに、ローコストライフという技がある。
ローコストライフといっても節約法ではなく、
色々なアイディアや考え方を組み合わせて、
できるだけコストの掛からないライフスタイルを可能にするワザという意味だ。
「ローコストライフ」とは?
単純な節約だけではなく、贅沢もするし、使う時にはお金を使う。
昔から言われているように「入りを図って、出を制す」という考え方を基本にしている。
ネットで調べてみると、2000年以上も前から中国で言われている戒めのようで、
正確には「入りを量りて出ずるを制す」というらしい。
ただ、私は昔から、「収入を増やす」を優先して、次に出費を抑えるという意味で、
「入りを図って、出るを制す」
の順番にしている。
収入を増やすというのは、馬車ウマのように働くとか、根性で頑張るという考えではない。
1年の半分を海外で暮らし、10年以上セミイタリアライフを続けてきた結果、
負荷の少ない、効率の良いビジネスモデルがたくさんあることがわかった。
アイデアを生むことの重要性
2011年から今のライフスタイルを始め、いろいろな試行錯誤の結果、
カラダやココロに負担の少ないビジネスモデルがあることがわかった。
仕事のし過ぎで体を壊す人も大勢いるが、
私はその原因の半分以上は人間関係のストレスが原因ではないかと思っている。
そのストレスから逃れるためにお酒を飲んだり、いろいろな刺激を求めたり、見栄を張ったりしていれば、
さらにお金が必要になり、また歯を食いしばって働き続けることになる。
そうではなく、ストレスの少ない生活を目指せば、それほどお金をかけなくても、
豊かでゆっくりとした生活を送ることができることがわかった。
東南アジアの田舎街にいると、日本と時間の流れが全く違う。
ただ、そこにいるだけで体が軽くなってくる気がする。
フリーランスで収入を得るスタイルを作り上げたので、こういった特権を手に入れたと思っている。
気持ちの上で余裕のあるスローライフを送っていると、肉体的にも精神的にも楽になり、
自分の賞味期限が伸びていくような気がする。
その結果として、生涯現役で収入を得ることができるビジネスモデルを目指している。
メンタルヘルスの重要性
もうだいぶ昔になるが、今のような生活を始める前、莫大な借金を抱えて毎日働き詰めだった頃は、毎日がため息の連続で、
時々、「もう、やめてしまおうかな」とか、
「こんな生活、とても続けられない」
と燃え尽き症候群のようになってあいまったことが何回もあった。
いま振り返ると、本当にメンタルが病んでいたんだと思う。
もしそれが続いていたら、
今頃、こうやって、海外でセミリタイアライフを過ごすことなど「物理的に」できなかったのだろうと思う。
そんな風に働き詰めで息が詰まるような毎日だった頃、
何かの拍子にブラっと散歩をしている時、
ふと仕事の仕方の能率を上げる良いアイデアを思いついた。
アイデア自体は大したものではなく、仕事と休みをうまく切り替えるテクニックという程度のもので、
いわゆるオン・オフの切り替えのような単純なものだった。
ただ、その方法を取り入れてからは仕事の能率がグングンと上がり、
毎日の気分も軽くなり、さらに収益も上がるという好循環が生まれた。
偶然のことかもしれないが、それによって私のビジネスが大きく前進した。
似たようなアイディアは、ビジネス書やライフハック系のサイトに色々と書いてあるが、大事な事は
「偶然に凄いアイディアが生まれた」
ということで、働きづめの毎日では、こういったアイディアが生まれなかったと思う。
収入を得るために黙々と働くのではなく、
「アイデアを生む」
「そのアイディアで仕事を効率化する」
ことが大事だということに気がついた。