IT革命とAIの恩恵で人生リセット

人生は計画通りに行くはずがないし、
多くの人が失敗や挫折を繰り返しながら、
何とか生きているのだと思う。

私も20年位前に莫大な借金を抱え、
人生のどん底を味わった。

借金との戦い: 15年の「懲役」生活

どんなに頑張って借金を返済して行っても、
最低で15年以上かかるという状況だった。

それも全く贅沢をせず、ゆとりのないギリギリ質素な生活を続けることが前提だった。

だから、私はその時「懲役15年」の刑を自分に課した。

ペットボトルのお茶やコンビニのおにぎりすらが贅沢品という生活を始め、
半年ほど経った頃、「この生活も、悪くないな」と思う瞬間があった。

人生設計を大幅に修正したわけだから、
いろいろな悩みや苦しみが吹っ切れて、
「要は、これを15年間続ければいいんだ」
と開き直ってみると、
かなり肩の荷が軽くなったような気がした。

IT革命を活かした人生の転換

その頃、この生活が一区切りついたら、
残った人生は
「人より5年長く生きて、精神的には5年若く、なおかつ5割増の濃度で生きれば良い」
「そうすれば、失った15年を取り戻すことができる」と考え、
それをずっと自分に言い聞かせてきた。

だから人生のリセットやリスタートはいつでもできると思う。

失敗や挫折続きなら資産形成もままならず、
50代を過ぎてもリタイアの道筋等が立たない場合もあると思う。

ただこのブログでも書き続けているように、
生涯現役が可能なビジネスモデルを作り、
ローコストのライフスタイルを確立すれば、
どんな状況でもセミリタイア生活を始めることができる。

リモートワーク時代の新たな働き方

私がドン底に落ちたのはかなり昔だが、
今はIT革命やAI革命の恩恵と、
コロナ禍によるリモートワークやWEB会議の普及で多様な働き方が当たり前となった。

その結果、組織に属してフルタイムで働くだけではなく、不安定ではあるものの自分の好きなときに好きなだけ働くというスタイルが可能となった。

さらに、「好きなことを仕事にする」という、
かつては考えられなかった事も可能となり、
とてつもなく豊かで、とてつもなく可能性のある世の中になった。

リスタートへの道: 学習とメンタルの安定

これだけ追い風が吹いている状況でも、
失敗や挫折を繰り返してきた場合はメンタルが痛んでいるので、「そうは言っても、なかなか立ち直ることができない」と感じている人が多いと思う。

リスタートを切るためには、まず自分のやりたいことや好きなことを明確にして、を身に付けるための学習を始める事だ。

毎日毎日、ただ悩んでいても何も始まらない。
思い切って発想を転換し、1年か2年は必死に頑張る時間が必要だ。

仕事を中心に人生設計をするのではなく、
自分の生活を軸に、 ローコストライフが可能な場所での生活を初めて見ることだ。

そして、それをできるだけ長く安定的に持続させるためには、なんといってもメンタルの安定が不可欠だ。

だから言葉に語弊があるかもしれないが、
「楽に生きることが1番大事」だと思う。

学ぶ意欲や基本的なスキルさえあれば、
年齢とともに稼ぐ力が衰えても、
また新たなスキルを身に付ければ良い。

その間も「他の人も、AIも真似もできない貴重な経験という宝物」が蓄積されているのだから、全く怖がる事はないのだ。