LCCを乗りこなせるかどうかが、生活の質を左右する

いわゆる海外旅行ではなく、海外で普通に暮らしている場合でも、
そこから別の都市や別の国への旅行をすることもよくある。

「海外旅行」は日本独特の言葉

そもそも「海外旅行」という言葉が日本独特のものだし、
陸続きの国では、バスやクルマでの移動も頻繁だし、
私の好きなメコン川沿いの国々や街では、船での国外移動も頻繁に行われている。

もちろん陸路でも水路でも、国境には入国管理事務所があるが、
建物の作りにしても、そこにいる人々の雰囲気も、
成田空港や羽田空港にいる旅行者とは雰囲気が違う。

もしかすると、日本人が最も「海外旅行」へのハードルが高い国民かもしれない。

隣の国へ「ふらっと行ける」気楽さ

それはともかく、東南アジアの各地で暮らしてみると、
国内とか国外という意識を持たずに、
行きたい街に「ふらっと行ける」のが最大の魅力だ。

例えば、私が拠点にしているバンコクから、
隣国のカンボジアの首都プノンペンまでは空路で1時間、
さらに、お隣のベトナムの首都ホーチミンまでは1時間半で行くことができる。

そして東南アジア各国では、エアアジアやノックスクート、ライオンエア
などのLCCの路線が網の目のように張り巡らされているので、
移動にはとても便利だ。

私たち日本人は恩恵に預かれないのだが、
それぞれの空港には「アセアン10カ国の人だけが利用できる専用レーン」もあり、
入出国の手続きでも格段にスピーディーに通過できる。

日本人が専用レーンが使えないからといって、
旧正月のお休みとかハイシーズンを外すように下調べしておけば、
それほど長蛇の列で困ることもない。

LCC各社のチケット予約は全てオンラインやチケット専用機での発券なので、
荷物を預けない限りはほとんど手間もかからない。

近隣の国々へ行く場合はリュック1つで充分なので、
荷物を預けたり受け取る手間もなく、本当に便利だ。

拠点を中国から東南アジアに移してから8年になるが、

とにかくLCCを乗りこなせるかどうかが、
「生活の質を左右する」
と言っても良いほどだ。

まぁ、これは少しオーバーな表現だが、
人によっては、本当に生活のレベルを左右する位の重要性がある。

東南アジアの駐妻が集まる日本人向けスーパー

面白い話があって、ベトナムやカンボジアなど各地の日本人駐在員の奥様(駐妻)たちのグループは、交代で、バンコクの日本人向けスーパーに買い出しに来ているらしい。

ホーチミンにもプノンペンにもイオンがあり、日本人好みの食材はたくさんある。

ただ、何と言ってもバンコクにある「日本人向けスーパーの老舗・フジスーパー」の品揃えにはかなわない。

日本人向けスーパーの老舗・フジスーパー バンコク中心部に4店舗あり、何でも揃う。

さらに、いま東南アジアでは和食が大ブームで、
バンコクでは業務用の食材を販売している問屋も多く、
ここでしか手に入らない食材や調味料がたくさんある。

それらを駐妻グループの買い出し担当が交代で、
バンコクに買い出しに来るという話らしい。

こういった場合は荷物も多くなるので、
LC Cの荷物代をいかに安く上げるかというのは、
それなりに頭を使うのだと思う。