後輩の一言が背中を押したセミリタイアブログ

私はこの海外セミリタイア生活ブログを毎日書いているが、海外生活を始めた当初は特にブログを書く予定はなかった。

海外セミリタイア生活の始まり

2011年の7月から日本と海外を行ったり来たりする生活を始めたのだが、まだその頃はあまりお金の余裕がなかったので、必然的に時間の余裕や気持ちのゆとりがなく、ブログを書くという事は考えていなかった。

このブログを書こうと思ったのは、コロナ前の2019年頃だが、書こう書こうと思っているうちにコロナが始まってしまったので、スタートは2~3年遅れてしまった。

海外セミリタイア生活を始めてから10年近く経ってブログを書こうと思った理由は、地元の後輩の一言だった。

後輩との出会いがもたらした変化

その後輩は田部君というのだが、私が外注したWEB制作の仕事を期待の何倍ものレベルで仕上げてくれた優秀なWEBデザイナーだ。

典型的な氷河期世代で、いくつかの会社勤めを転々としてから、35歳位でWEBデザイナーとして独立した。

「独立」というと聞こえは良いのだが、実際には「他に仕事がないので、取り敢えず出来ることをやっていたら、何とか食べていくことができた」という形だ。

知識や技術のレベルは非常に高いのだが、
履歴書的な職歴の見栄えが良くなく、
就職活動には大苦労したらしい。

さらにパワハラの経験などもあり、
あまり仕事やビジネスには恵まれておらず、
年収は200万円に満たない。

ご両親と同居しているので住居費がかからないので、「この収入でも普通に生活できます」と言っている。

4泊5日のバンコク褒賞旅行

彼に仕事を外注するようになってから、
私のコンサルティングの仕事の能率が劇的に向上したので、そのご褒美として4泊5日のバンコク旅行に招待した。

田辺君は海外が初めてだったのだが、
ちょうど共通の友人がバンコクに来ており、
その友人にアテンドをお願いしてバンコクに連れて来てもらった。

短い滞在だったが、3日目、4日目には1人で夜遊びに出るようになり、それなりに夜のバンコクを堪能したらしい。

帰国後に会って話をしたときに、「私も伊島先輩のように日本で稼いで海外で使う生活を目指したいと思います」と言ってくれた。

この一言が、ブログを書こうと思った理由で、「私の経験なんかでも、人の役に立つのかもしれない」と思ったわけだ。

日記と記録の大切さ

海外生活を始めた頃はブログを書くとは考えていなかったが、最初の頃から日記や記録などはまめにとっており、航空券やレストランの領収書なども、それなりに保存してあった。

ライフログ型ブログの魅力

こういったブログをライフログ型ブログと呼ぶらしいが、
私のようなセミリタイアというテーマでも、
あるいはこれからセミリタイアを目指す人たちが、自分のスキルアップの日々を記録して、その情報発信する事は素晴らしいことだと思う。

自分がそれを始めたということは、
必ず同じような人が何千人といるはずだ。

そういった人たちに情報を届けるためには、
随想やポエムのような思いつきではなく、
実際の経験に根ざした思い入れやこだわりが必要なのだと思う。

だから日記や日々の行動記録、あるいはレシートや写真等は非常に重要だ。

ネット上には「ここまで記録を残すのか」と驚くような旅行記やブログを書いている先人がたくさんいる。

自分の経験とブログへの思い

そういった人達には及ばないが、私のようなレベルでも、こうやってあなたと出会うことができたのは、やはり自分の経験に根ざした思いを書き続けたからだと思う。