コロナが世界中で猛威をふるっていた2020年の暮れに、バンコクの超有名ディスコ・インサニティが不法営業などで摘発された。
コロナ禍の真っ最中にもかかわらず、
午前3時ごろ警察が強制捜査に入り、
外国人とタイ人合わせて150人位が摘発されたようだ。
超有名ディスコ「インサニティ」、不法営業で摘発
この時期に午前3時までというのも驚きだが、当時の報道によれば、このお店は営業許可を取得していなかったというのだから、二重に驚いた。
ちょうどこの頃、私は9ヶ月ぶりのバンコク行きのための準備に追われていた時なので、
「もしかしたら、タイは日本ほどコロナが蔓延していないのかもしれない」と思って、このニュースを聞いていた。
現地に着いてから地元の友人に聞くと、2020年の年末までは、
日本に比べれば繁華街も賑やかだったそうで、年が明けた2021年1月からロックダウンが始まった。
なにしろ9ヶ月ぶりのバンコクなので、インサニティだけではなく、あちこちのバーやレストランに行くのを楽しみにしていた。
コロナ禍におけるバンコクの状況
しかし、1月2日の朝に隔離施設を出所した私は、無罪放免の身にも関わらず、どこにも行くことができなかった。
飲食店でのアルコール提供は全面禁止となり、厳しい規制が行われていた。
それでも闇営業のような店もあり、親しい友人が出所祝いをしてくれたのは良い思い出だった。
摘発されたインサニティは無許可営業だけではなく、コロナ対策も行っておらず、
営業時間も守っていなかったというから、まぁ、仕方がないと言えば仕方がない話だ。
さらに、捕まった客の中から尿検査で薬物が検出されたりして、なんと5年間の営業停止を食らったそうだ。
もともと、このディスコはスクンビット通りのソイ12にあるタイムズスクエアビルの隣にあり、当時からバンコクでは超有名店だった。
摘発されたインサニティとその影響
2017年の6月に現在のソイ11に移転したのだが、前の店よりも格段に高級となり、
老婆心ながら、相当な設備投資をしたのに営業停止とは、オーナーはさぞ辛かっただろうと思っている。
余談になるが、スクンビット通りを挟んで北側にある奇数番号のソイと、南側にある偶数番号のソイの並びは、少し複雑で、
以前のインサニティがあったソイ12の向かい側はソイ17となっており、移転したソイ11の向かい側はソイ8となっている。
このあたりは意味がわからないのだが、まぁ、これがタイ風なんだと思う。
ディスコでの賢い遊び方
移転前のインサニティは、深夜2時ごろになると、通りを挟んで向かい側にある
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の終了後に、そこの女の子たちが大勢流れ込んでくる超有名店だった。
カフェの周りに溢れている女の子たちに、
「インサニティに行かないか」と誘えば、
みんな大喜びでついてくる。
こういったセミプロの女の子たちを2〜3人連れて、ディスコやミュージックバーなどの地元の有名店に繰り出すのは夜遊びの醍醐味でもある。
ベテランの子たちはディスコの黒服とも仲が良く、女の子を通じて黒服にチップを渡すと、混んでいてもテーブルを開けてくれる。
バンコクのディスコやコヨーテは、どこでもバカ高いVIP席があるが、少人数の場合は黒服にチップを渡すのが1番良い方法だと思っている。