インフレ時代の資産形成は自分との約束

「人生100年時代」という言葉と「老後2千万円不足問題」という言葉の両方を聞けば誰でも不安になる。

そして次に考える事は
「節約しよう」「貯蓄しよう」「副業しよう」
というところだろう。

節約と貯蓄の限界

どれも正しい考え方なのだが、
コロナにより世界中でヘリコプターマネーがバラまかれたことにより、
猛烈なインフレが起きた。

だから節約・貯蓄・副業の3つの力関係が大きく変わってきた。

少し飛躍した言い方になるが、そういった状況では、
1千万円とか2千万円の中途半端な金融資産
があるよりも、
いっそのこと金融資産ゼロの方が「稼ぐ力を身に付ける」ことへのモチベーションが上がるはずだ。

インフレ時代の稼ぐ力の重要性

インフレが進めば貯蓄や節約の効果は半減し、
副業のパワーが倍増することになる。

だから私は繰り返し、「稼ぐ力を身に付けよう」と言い続けており、
そのヒントや手順をブログで発信している。

私が言っている事は単純で、人生で最も大事な稼ぐ力を身に付けるために1年か2年は必死に勉強をして、同時に情報発信をしようということだ。

稼ぐ力を身に付けることは、
誰でも楽をして出来るとものでもないし、
1ヵ月や2ヶ月で実現できるものでもない。

もし誰でも短期間で簡単にできることなら、
それ自体の商品価値がなくなるわけだから、
必然的に
「誰でもできるわけではない」
「短期間で実現できるものがない」
ということになる。

1年とか2年の長期の勉強や努力は、
高校生の時ならいざ知らず、
社会人には簡単に出来るものではない。

ネット上には、努力を持続させるための色々なヒントが書かれているが、私は「自分との約束」という言葉を提案したい。

自分との約束を儀式化する方法

他人との約束を守ることも大事なのだが、何よりも大事なのは「自分との約束を守る」ということだ。

特にブラックの職場やパワハラ上司に囲まれていてメンタルを痛めているような場合は、
一刻も早くその状況から逃げ出すなければならない。

有害な人間関係はウィルスのように私たちの体と心を蝕んでくるので、とにかく急がなければならない。

だからといって戦略も計画もなしに逃げ出したのでは路頭に迷ってしまう。

まず最初に自分自身と
「スキルを身に付けるまで頑張る」
と約束をする。

これだけだったら誰でもできるので、
あまり意味がない。

どの本で読んだか忘れたが、自分との約束を儀式化する方法を読んだことがある。

有害な環境からの脱出 自己コミットメント

A4の紙を横にして半分に折る。
左側に後悔、右側に夢を描くという方法だ。

左側の後悔は、自分の人生を振り返ってみて、繰り返し「あの時は失敗した」「あんなことをしなければよかった」という失敗を一目でわかるような短い言葉で書く。

その本には、確か6~7文字位の漢字の熟語で書くと書いてあったような気がするが、
まぁ字数にまでこだわる事はないだろう。

そして右側の夢には自分が実現したい夢、
すなわちセミリタイアライフとか
退職とか起業・独立などだ。

そして儀式化というのは、
いわゆる瞑想のような環境を作ることだ。

できるだけ静かな部屋で、
1人でじっとその紙を眺め続ける場を作る。

そして、この儀式の目的である
「自分との約束を守り続ける覚悟を固める」
ことだけを頭に浮かべながら30分とか1時間とか、自分で決めた時間、その紙を眺め続けるという儀式だ。

別に儀式の形式などは何でも良いが、
とにかく「自分との約束を守る」と決め、
途中でくじけたとしても、
七転び八起きで良いので、
とにかく喰らい付いていくのが大事だと思う。