IT・AI時代のビジネス展開とスキル

IT系のコンサルの仕事やAIサポートの仕事は誰でも出来ると言うと、
地元の後輩からは「それは伊島さんが早くからITやAIに詳しかったからでしょう」
と言われることがある。

確かに、それも一理ある。

私がこの仕事に軸足を移したのは20年近く前なので、その頃はITやAIという言葉自体が「特殊な言葉」の時代だった。

IT・AI革命初期の挑戦と開発

私が最初に取り組んだのは、ローコードアプリの開発だった。

多くの企業がExcelで業務をこなそうとしている時代だったので、それを自動化したり操作性を良くしたいという需要は大きかった。

私はプログラミングの勉強などしたことがなかったのだが、
見よう見まねで作っているうちに、回りから
「伊島さん、これなら売れるよ」
と言われるようになった。

もともとITオタクだったので、いろいろなソフトをいじったり、まだ安くはなかったMSDOSのパソコンやMacを購入しているうちに、
いろいろな業者と知り合いになった。

ある時、Macを購入していた販売会社から「伊島さん、このスキャナ、仙台に1台しかないので、展示会の間だけ貸してもらえませんか」と言われたことがある。

当時、私は自動車関係の仕事でかなりの収益を上げていたので、まだ一般には高嶺の花だったマックや周辺機器をたくさん購入していた。

その関係で、業者から「展示会用に貸してください」と言われたワケだ。

それとは別の時に、その業者とは別のIT業者に
「こんなものを作ったけど、凄いだろう」
と自慢していたら「売れますよ」と言われるようになった。

褒められれば人間は気分が良くなるので、
調子に乗って、その業者に誘われるままに
展示会に出品してみた。

ローコードアプリ開発の容易さ

反響はすごかったのだが、
「では契約はどのように?」
「保守契約はどのような形で?」
などと質問されると、そもそも売るつもりがなかったので、しどろもどろになっていて成約には至らなかった。

そんな経緯がありながら、いつの間にか同業者のコネを通じてアプリを販売していき、
いつの間にか立派なビジネスになったというわけだ。

時代が時代だけに、今のように「誰でも簡単にアプリが開発できる」という状況ではなかったが、今はAI革命の強力な追い風が吹いているので、ビジネスを取り巻く状況は劇的に変化した。

そもそもローコードアプリが「ノーコード」と言われるまでに進化して、本当に「だれでも」業務用アプリが開発できる時代になった。

Excelスキルとローコード開発

それに加えてAI革命の追い風が吹いているのだから、極端な話が「ロー行動アプリとは?」というセミナーだけでも有料の集客が可能になる。

もちろん「誰でもできる」と言っても、
Excelもワードのパワポできないのでは少しハードルが高い。

Excelができると言っても「関数を使ったことがありません」というのでも少し困る。

明確な基準があるわけではないが、Excelやスプレッドシートで、SUM関数、AVERAGE関数、IF関数、VLOOKUP関数、SUMIF関数位が使えれば、全く問題なくローコードアプリの開発ができる。

このレベル感を聞いて
「それぐらいなら誰でも出来るのでは?」
と感じた方は、
おそらく集客の方法に自信がないのだと思う。

ITビジネス成功のための集客戦略

いくらExcel関数の達人といっても、
フリーランスや自営でビジネスをやる場合は、
集客できなければ売り上げが立たない。

そのためには見込み客のターゲットを絞り、
そのターゲットに合わせて徹底的な情報提供を続けることだ。

極端な話が「自分はこうやってローコードアプリ開発に成功した」というようなブログを書き続けるだけで立派な集客ツールとなるのだ。