低予算で実現する海外セミFIREの道標

低予算で海外セミFIREを目指す者にとって、
小説家・橘玲の「裏道を行け」は必読の書だと思う。

橘玲の『裏道を行け』から学ぶ

5つの章に分かれており、
さまざまなライフハック(人生攻略)について解説している。

特に第5章の
「世界をハックせよ、どうしたら」
「残酷な現実を生き抜けるのか?」
はミニマリズムとFIREをキーワードに、
合理的な人生攻略法が示されている。

ミニマリズムとFIREの組み合わせ

なぜ「人生攻略」のが必要かと言えば、
プロローグにも書かれているように、
「ふつうに生きていたら転落する」
という恐ろしい現実があるからだ。

今の時代はコロナやウクライナ、
想像を超える気候変動など、
混沌とした時代である事は間違いないが、
20世紀や19世紀と比べれば、
情報革命やグローバル化の恩恵で
とてつもなく豊かでとてつもなく幸せな時代
である事は間違いない。

ところが、本書のプロローグでは
「こういった平和の時代が長く続くと、富を蓄積・運用する者と、そうでないものの経済格差が大きくなり、『普通』に生きているのは、必然的に下級国民になるだけだ」
と書かれているのだ。

そこから抜け出すには「普通」ではないことをして、下級国民の階層から抜け出すしかないと書かれている。

詳しくは本書を読んで頂きたいが、
では 橘玲の言う「普通」とは何だろうか?

これだけはGoogleでもウィキペディアでもAIでも答えを出してはくれない。

そこで私なりに、
短期間で低予算で海外セミFIREを実現する
という切り口で、
橘玲の言う「普通」を考えてみた。

常識を覆す生き方の提案

それは下記のようなことを「常識」とみなす生き方だと思う

◼️会社(役所)勤めの方がフリーランスより安定していると考える
◼️生活のためには多少のパワハラや息の詰まる人間関係にもは我慢が必要と考える
◼️定年まで勤め上げることが最良の人生設計と考える
◼️年金不足を補うために最も優先順位が高いのは貯蓄と考える。
◼️海外生活は特殊なものと考える。
◼️年金制度は概ね破綻しないと考える。
◼️日本では急激なインフレは起こらないと考える。

思いつくままに羅列をすると、
こんなことになるかと思う。

ネットや資料を調べたりしたわけではなく、
私がこのブログで書いていることを箇条書きにまとめただけだ。

私は上であげた7つの「常識」を全て否定している。

一言で言えば
「生涯現役で、ゆるく長く生きる」
ことで「普通」を超えることができると考えている。

20代、30代はもちろん、40代半ば位までは「生き方」とは自己実現とか憧れ・夢などがキーワードになるが、
50代を超える頃からは
「人生100年時代」、「2千万円不足問題」
など、ぐっと現実的な課題で頭を悩ませることになる。

夢や憧れと違い人生そのものなので、
この問題は重い。

だから悩み始めたらキリがないし、
殆どの場合は
「とりあえず無難な道を行こう」
という結論になる。

しかし本書「裏道を行け」を熟読すれば、
恐ろしい現実に気づくことになる。

安全策をとって無難な道を選ぶことが、
実は最も危険な選択だということだ。

低予算で海外セミFIREを目指す人には、
ぜひ本書を読んでいただき、
第5章で書かれている戦略を自分の人生設計の中に取り入れて欲しい。