老後2000万円問題の最もシンプルな解決方法は
「老後を迎えないこと」
である事は間違いない。
老後を迎えないという、最もシンプルな解決方法
老後の問題は、病気や親しい人を失うなど色々あると思うが、
2000万円問題は単純に「お金の問題」なので、
生涯現役を続けて「老後=収入がない」という状態をなくせば良いことになる。
10年前であれば、「定年退職=収入ゼロ」が普通だったかもしれないが、
コロナの少し前あたりから、働き方改革や多様な働き方ということが言われ始め、
大手企業に勤めていても副業が認められるような流れができてきた。
コロナの影響で、リモートワークやオンライン会議が当たり前となり、私たちの仕事の生産性を劇的に高めてくれる、会話型AI ・ChatGPTに代表される「最終兵器=AI」が登場した。
私はこのような状況の中では、
退職とか現役を退くという発想はありえない
と思う。
ネットで探せば簡単に効率の良い仕事が見つかるほど世の中は甘くないが、
ちょっとした発想の転換で色々なビジネスモデルを作ることができると思う。
世の中にはコンサルタントと称している人たちが大勢いるが、20代とか30歳前半位で「〇〇専門」「〇〇に特化した最強コンサル」などのうたい文句を見かけると、
「人生経験は大丈夫なのかな?」
と心配になってくる。
生涯現役で老後のお金の問題を解決する
逆に考えると、どんな仕事や業種でも40代半ば位まで経験を積んでいれば、
その経験を資料化・教材化してコンサルタントとして収入を得る事は難しいことではない。
自分のつたない経験や知識程度でコンサルタントになるなんて無理だと考えている人も多いと思うが、
どんな人でも
「人を教えたり、育てたりしたこと」
があるワケだから、
それを資料化・教材化して誰かに伝える事は、価値のあるビジネスだと思う。
もちろん、その収入だけで家族が楽々生活できるような収入を得るのは簡単ではないが、
会社勤め+副業という形でも良いし、
資産の取り崩し+副業でセミリタイアを実現するというビジネスモデルでも良い。
年金を受け取れる年齢を過ぎていれば、
年金+資産の取り崩し+副業という形がベストだと思う。
「引退して収入を得るチャンスを捨てる」という選択肢はない
IT革命やAI革命などの恵まれた状況で、
「引退して収入を得るチャンスを捨てる」
という選択肢はないと思う。
この「生涯現役で、収入を得ることができる」という絶対的な強みを手に入れるには、
生涯フルタイムで働くのではなく、
早い段階から
「自分の賞味期限をできるだけ伸ばす戦略」
が必要になるということがわかった。
残念ながら世の中は甘くはないので、
そこで必要になるのがローコストライフの考え方だ。
節約が主体のローコストではなく、
贅沢をしたり、好奇心を満足させながら、
私は若い頃から、合理的でない出費は極力抑えるというライフスタイルがベストと考えていたので、
必然的に物価の安い海外での生活に目を向けることになった。
その結果、
「日本で稼いで、安い海外でお金を使う」
のが合理的であり、
「高い日本でお金を使うのは不合理」
だと思うようになった。
生涯現役を貫くと同時にローコストライフを実現するには、
「好きなことを仕事にする」
「どこでも、いつでも仕事ができる」
ことが必要条件だということがわかり、
10年以上それを実践している。
私と同じように旅や海外生活が嫌いではなく、
リモートワークができる人ならば誰でもが可能なライフスタイルだと思う。