リモートワーク時代のITコスト削減術

私は中小企業や零細企業のITサポートの仕事をしているので、リモートワークの時にクライアントのパソコンの画面を見たり、承諾を得て操作したりすることがある。

リモートサポートアプリの選び方

リモートサポートには色々なアプリがあるが、
代表的なものはTeamViewerとLogMeInだ。

こういったアプリはクライアントのサポートだけではなく、離れたところからリモートで職場のパソコンを操作することも可能だ。

私がいつもやっていることだが、
これが出来ると、
極端な話がスマホ1台で世界中どこにいても、
どんな仕事でも出来るようになる。

実際には画面が小さかったり、
使い慣れたショートカットが使えないなど、
多少の制約はあるが、とにかく便利だ。

有料から無料への転換点

どちらも有料版を10年以上使ってきたが、
とうとう両方とも解約することになった。

何故かというと、ZOOMの画面共有機能とGoogleリモートデスクトップ機能を使うと、殆ど同じことが可能になるからだ。

この世界は競争が激しく、ある時点では圧倒的なシェアを持っていたサービスでも、
いつの間にかそれ以上に機能が高くて、
無料か無料に近い価格のサービスが出てくる。

Googleアプリのコスト削減効果

10年位前に登場したGoogleスプレッドシート(正式名称はGoogleシート)やGoogleドキュメントはその最たるものだ。

当時はパソコンに3万〜4万円のMicrosoft Officeが入っているのが当たり前だった。

それがアッという間にGoogle系に置き換わってしまった。

無料の上にインストールなしで使えるのだから革命的な出来事だ。

リモートサポートでも同じことが起きており、
Googleリモートデスクトップ機能を使えば、TeamViewerやLogMeInを使う意味がない。

ところがGoogleシートでもそうだが、
こういった事を知らない人が大勢いる。

知らないと損をするITツールの進化

知っている人にとっては、

「そんな事はないはずだ」
「誰でも知っているはずだ」

と思うかもしれないが、
現場とか世の中は驚くほど遅れており、
そこに大きなビジネスチャンスがある。

極端な話がGoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントの使い方をサポートするだけでも立派なビジネスになるのだ。

これを導入することによってMicrosoft Officeを購入する必要がなくなるから、経費削減効果はかなりの金額になる。

1台のパソコンを使う場合ならまだしも、
中小企業で20台、30台のパソコンを導入してる場合などは相当な金額になる。

また外回りの営業マンにノートパソコンを持たせている会社もたくさんあるが、その用途はメール、Excel、ワードの3つで8割以上を占めている。

コスト削減とテクノロジー活用

こういった仕事だけならオフィス365を買う必要もないし、ウィンドウズパソコンを買う必要もない。

ウィンドウズパソコンの1/3から1/4の価格で買えるChromeブックを使えば、全ての仕事がゼロコストで出来てしまう。

こういった事を知らない企業や個人に対してサポートするのも立派なコンサルティングビジネスなのだ。