持ち家にこだわらない新しい生活設計

団塊の世代と氷河期世代の現状

就職氷河期が発生した原因は、多くの企業が
当時40代後半から50代だった
団塊の世代の雇用を守るために採用を抑制
したためだと言われている。

その団塊の世代の殆どが後期高齢者となり、
一方の氷河期世代が世の中で働き盛りと言われる世代になった。

持ち家幻想

この世代のブログなどを見ると、
「50を過ぎてもアパート暮らしだし、結婚もできない」などのボヤキを見つけることがあるが、まだまだ人生は長い。

そもそもこの国では持ち家=幸福のシンボルという幻想が強すぎると思う。

作家の橘玲は「シンプルで合理的な人生設計」の中で、「マイホーム購入はレバレッジをかけたハイリスクな取引」と述べている。

経済的に合理的な選択は、持ち家よりも賃貸だと思うし、資産形成の面だけではなく、
移動の自由やフットワークの軽さの面でも、
持ち家にこだわる必要は全くないと思う。

海外での新しい生活

さらに私が実践しているように、
物価の安い海外での生活を取り入れれば、
これまで失った時間を3倍速で取り戻すことができる。

私が海外で知り合った先輩たちの中には、50代や60代で結婚や再婚をした人が何人もいる。

団塊の世代向けのビジネスモデル

団塊の世代が後期高齢者となり、
氷河期世代が社会の中核となったのだから、
この二つの世代間で所得の移転が進めば良いのだが、なかなかそう簡単にはいかない。

そうであれば、団塊の世代が「喜んでお金を払う」ようなビジネスモデルを考えれば良いのではないか。

同じ団塊の世代でも、すべての人たちが十分な年金と金融資産を持っているわけではないので、彼らの副業や副収入をサポートするようなビジネスは大きな需要があるはずだ。

団塊の世代の中には、50代60代の頃から将来の副業や副収入のために資格取得を目指していた人たちも多い。

複数の資格を持っている人もたくさんいると思うが、IT力やAIパワーの不足で、それをビジネスとして生かしきれてない人が大勢いるはずだ。

そういった人たちに向けて、ビジネスモデルの作り方やネットでの集客の方法などをサポートするビジネスは確実に需要がある。

ブログやノートを使った集客の方法、そこで興味を示した見込み客へのメルマガやSNSを使った継続的な情報提供の方法、士業がクライアントと情報共有するためのGoogleドライブの使い方、Google絡んだーを使った予約システムの構築、スプレッドシートでの顧客管理など、全てがネット上でオールインワンで完結する時代だ。

それらの、氷河期世代にとっては当たり前のことが、相対的に情報弱者である団塊の世代にとっては「先生のように見える」のが社会の構図なのだ。

氷河期世代のコンサルになる

後期高齢者といっても、当たり前のようにネットを使っているし、十分な時間の余裕があるため、もしかすると下の世代よりもスクリーンタイムは長いかもしれない。

その世代に向けて、自分がコンサルタントとして、集客の方法や顧客管理の方法を試行錯誤で学んだことをライフブログとして情報発信していけば良い。

自分の学びが集客活動となる。

ただし、この情報発信は月に1本や2本ブログを書くというくらいでは全く意味がない。

広大なネット空間で情報を求めている人と出会うには圧倒的な情報量が必要だ。

とにかく書き続け、語り続ける。

これまでにコンサルやサポートの経験があれば、さらに強力だし、何か国家資格があるのであれば、そこを切り口にして、その資格保有者たちの先生になるのが最強のコンサルタントへの道となる。