AI革命の爆発により、
ついに就職氷河期世代にも
大きなチャンスが巡ってきた。
コロナAI前の時代とコロナAI後の時代
おそらく10年後、20年後に、
いま現在を振り返ってみれば、
コロナ・ AI前とかコロナ・ AI後
などの言葉が時代を表すことになるだろう。
ウィキペディアの定義によれば、
1970年から1981年生まれを就職氷河期と呼ぶようなので、2023年現在では概ね42歳から53歳位までの世代になると思う。
ネットで「一番不幸 何歳?」と調べると、
46歳から49歳あたりになるらしいので、
まさに氷河期世代の中心になる。
これらの情報にどれだけの信憑性があるかを別にして、なんとなく実感としてわかる数字だ。
自分の体力や気力だけではなく、
親や親戚の不幸や子供の世代の教育問題など、
悩みは尽きない年齢だ。
AI革命はノマドワーカーにとって千載一遇のチャンス
しかし、コロナの収束と歩調合わせるように
AI革命が爆発し、私たちのようにフリーランスで、リモートワークを行うノマドワーカーにとっては千載一遇のチャンスが巡ってきた。
このチャンスは全世界・全世代に共通のものなのだが、「経験の厚みがあり、なおかつ賞味期限が長い」世代ほど有利だということだ。
どういうことかと言うと、
どんなビジネスモデルでも、
それを作り込んだり、
より良いものに改良していくためには、
いろいろな人生経験が必要だ。
1人で立ち上げるビジネスはもちろん、
チームで立ち上げる場合でも、
その中に「経験豊かなミドル層」がいるかいないかは大きなポイントとなると思う。
10年以上海外をめぐり歩く中で、いろいろな起業家や新しいビジネスにチャレンジしている人たちを見てきたが、そこで得た結論は
「起業は簡単だが継続が難しい」
「撤退の決断はもっと難しい」
ということだ。
アイデアなら誰でも思いつく
スマホやソーシャルメディアの普及で、
ビジネスモデルを考え出したり、
アイディアを出すの簡単になった。
ネットでいくらでも情報を集めることができるので、それっぽいビジネスモデルを起案して、それをプレゼンをする事は誰でもできる。
若くて元気な人たちが色々なビジネスにチャレンジしているのを見てきた。
しかしそれらの多くは、
そもそも最初からアイディア倒れだったり、
1〜2年は続いたものの殆ど利益を出せないまま消えていくケースが殆どだ。
こういったケースでは、往々にして
「そんな事は、少し考えればわかるだろう」
というような初歩的なミスや認識不足が原因になっていることが多い。
やはり、このあたりは経験の厚みや年の功がものを言う部分だ。
しかしAI革命の爆発により、すでにあるビジネスモデルに
AIアシストやAIサポートという切り口を追加
するだけで、
いくらでも新しいビジネスモデルに転換することができる。
ビジネスモデルの賞味期限は6~7年サイクル
人生経験の厚みだけではなく、賞味期限の長さも重要なポイントだと思う。
賞味期限というのはビジネスモデルの賞味期限という意味でもあり、
また自分自身の賞味期限という意味でもある。
フリーランスの場合は「自分自身が売り物」という面があるので、年齢や気力の変化は非常に重要だと思う。
私は1つのビジネスモデルのライフサイクルは6 ~7年単位で考えるのが良いと思う。
右肩上がりに需要が拡大していく期間、
それが安定して利益を生み出していく期間、
そして時代の流れや、自分の体力・気力の変化により徐々にフェードアウトしていく期間がそれぞれ6~7年と考えている。
そうすると1つのビジネスモデルのライフサイクルは15年~20年ということになる。
だから、いま40代半ば~50代前半の人が、
このAI革命の波にうまく乗り、
新しいビジネスモデルを切り開いていけば、
大体65歳から70歳位の年金・配当生活に移っていくことができるだろう。