ガラケーからAI時代へ:写真の進化と価値

何日か前に、スマホの写真を整理していて、ふと「ガラケーのカメラって、いつ頃から始まったのか」という疑問が湧いてきた。

ガラケー時代の写真の思い出

ネットで調べてみると、2000年頃にドコモやauのガラケーでは30万画素程度のカメラが付いていたようだ。
自分のパソコンのハードディスクを探ってみると、確かに一番古いのが2002年か2003年頃になっている。

当時はガラケーに差し込んだSDカードを、パソコンのSDカードリーダーに差し替え、それをハードディスクに保存していたと思う。

まだ携帯のカメラの画素数が低く、デジカメ全盛の時代だった。
だからイベントや観光地などでは、殆どの人がデジカメを構えており、まだアナログのカメラで撮っている人も大勢いた。

その他にも写ルンですもあり、今のようにスマホ一択の時代から見ると、なかなかバラエティに富んだ時代だった。

スマホとクラウドの革命

私は、あまりカメラにはこだわらない方で、今のようにレンズが3つも4つも付いているスマホには違和感を覚える。

これは個人の趣味の問題で、インスタやYouTubeなどメインの人にとっては、カメラ機能は重要で、望遠や広角なども必要なのだと思う。

どんな使い方をするかは別にして、大事なのは保存の方法だと思う。
ガラケーのときのようにSDカードからパソコンにコピーするのは手間がかかって大変だった。

ある時、Wi-Fi機能付きのSDカードが発売され、カメラに差し込んだままWi-Fiでパソコンに転送されるという画期的なカードが画期的と言われた時代もあった。

ただ、どの方法でパソコンに保存してもそのバックアップを必要で、内蔵ハードディスクのほかに、外付けハードディスクを二台用意するなど、いろいろ大変な時代だった。

その後2008年にiPhoneが発売され、世の中は一気にスマホの時代に突入した。
スマホの時代はクラウドの時代と歩調合わせ、スマホで撮影した写真は自動的にGoogleドライブやGoogleフォト、iCloudなどに保存されるようになったので、昔の手間を考えると本当に素晴らしい。

スマホカメラ:商売道具としての役割

私はこのライフログ型ブログだけではなく、クライアント向けに製本したニュースレターやメルマガなどを発行しているので、スマホのカメラは商売道具のようなものだ。

ただ、私の情報発信は文字が主体なので、写真の比重はそれほど大きくない。

YouTubeやInstagramをベースに活動している人は、多少割高でも最高機能のスマホを購入しなければならないので、なかなか大変だと思う。

いずれにせよ、日々の情報を発信していくことを仕事にしている人にとっては、カメラは商売道具だから、今のようにスマホ1つで何でも作成できる時代は本当に素晴らしい。

AIと写真の未来:情報の価値

さらに、これからAIが爆発的に進化をしてくれば、AIにできない事にこそ価値が増してくる。

それは人間の経験や日々の行動であり、それらの情報の価値はどんどんと高まってくると思う。

「カラオケに行ってきました」とか「ゴルフのスコアが100を超えました」というような日常生活自慢ではなく、「この経験は誰かの役にたつ」とか、「きっと、この景色を見たい人がいるハズだ」と思えるような情報は、大きな価値を持つようになると思う。

やがてAIがそれらの情報をくまなく探索し、価値のあるものを求めている人に伝えてくれるような時代が来るに違いない。

どんな些細な感動や驚きでも、それを知らない人にとっては価値あるものとなる。
自己中心的なプラス思考になってしまうが、おそらく私たちのようなライフログ型ブロガーが価値を持つ日が来ているのだと思う。