セミリタイア生活を成功させるには、
自分なりの幸福の定義が必要かもしれない。
幸福の定義は人それぞれ
フルタイムで体と心を酷使していた頃は、
「早くのんびりした生活を送りたい」
「時間の制約から解放されたい」
などと漠然としたイメージしかなかった。
確かに時間の制約から解放され、
人間関係のストレスもなくなれば、
かなり幸せな状態になれる。
多くの人が悩んでいるお金の問題も、
収入と支出をコントロールできれば、
かなり柔軟に対応することができる。
ネット上ではゴールドラッシュが起きており、東南アジアには生活コストの安い所がたくさんある。
セミリタイア生活の真実
10年以上も海外セミリタイア生活を続けてきて感じている事は、
「心と体が健康であれば幸福になれる」
ということだ。
このブログでも紹介している色々なテクニック(三大特技)などを組み合わせれば、
金融資産や預貯金がゼロの人でも、
いまは全く副業のスキルがない人でも、
そこから早期サイドファイアや早期セミリタイアを実現する事は難しくはない。
時間の制約や人間関係の束縛から解放された状態になるとそれなりの幸福感を感じるのだが、簡単に実現できないのが「人とのつながり」かもしれない。
幸福の定義とは?
幸福の定義は個人差があるが、
中国には古くから「人生すべて福禄寿」
という言葉がある。
福禄寿というのは縁起の良い言葉らしく、
人間の幸せは「家族に囲まれて、しかるべき社会的な地位とお金を手に入れて、健康で長生きをする」というような意味らしい。
生活に必要十分なお金と健康長寿が幸福の要素である事は今も昔も変わらない。
しかるべき社会的地位を得るというのも、
現代風に言えば自己実現を達成するという意味だろう。
ただ現代社会では核家族化が進み、単身世帯も多いので、「家族に囲まれて、長生きをする」というのが幸福の定義と言われても少しぴんとこない部分がある。
これも現代風に考えれば、信頼できる親しい友人や知人と深い付き合いを続けることが幸福だと考えることができる。
人間関係の深化とその重要性
異業種交流会などの表面的な付き合いや、
お金をベースにした疑似恋愛などはいくらでも可能かもしれないが、中学や高校からの親友のような人間関係は簡単に得られるものではない。
大事でないものは大切にしない
だから海外でセミリタイア生活を送るようになり、時間や人間関係の束縛から解放されてからは、意識的に「大事な人間関係を大切にしていく」ということを心掛けている。
「大事なものを大切に」と、おかしなことを言っているかもしれないが、この言葉には「大事でないものは大切にしない」という意味も含まれている。
パワハラ上司や情弱役員などの有害な人間関係は問題外だが、それ以外にも多少煩わしい人間関係も少なくない。
そういったものを少しずつ遠ざけながら、
一生付き合っていける大事な人間関係を見極め、それを深めていくという考えだ。
海外生活での人間関係の築き方
人間関係や友人関係に戦略や思惑は無縁のように思えるが、私はワガママな性格なので、それほど親しくない人間から変なことを言われると、もうそれだけで「二度と会いたくない」と思ってしまう位だ。
だから平均(?)に比べれば友人の数は少ないと思うが、友人の数(幅)に(付き合いの深さ)を掛け合わせた「体積」には自信がある。
こういった友人たちから、
私の海外セミリタイア生活や東南アジアのひなびた街を放浪している姿を、
「さすがだね」、「伊島ならではだよ」
と言われるののが最高の喜びだ。