3年でセミリタイアを実現する方法

セミリタイアでもサイドFIREでも、
金融資産ゼロからスタートと聞けば、
殆どの人が「それは無理」と考えるだろう。

だが私は「3年あれば大丈夫」と考えている。

金融資産ゼロからの セミリタイア計画

そもそも
「お金を貯めてセミリタイアする」
という事は二重の意味で無理だと思う。

インフレや円安が進めば資金計画は大きく狂ってしまうし、もし金融危機が起きてしまえば、すべての計画が水の泡となる。

平成の30年間に続いた「インフレがない」という前提で出来上がった理屈なので、
3千万円あろうが4千万円あろうが、
そんなモノでセミリタイアできるハズがない。

お金を貯めてセミリタイアを目指すには膨大な時間がかかる。

会社勤めの場合は給与が決まっており、
その中から投資や貯蓄に回せる金額が決まっているから、「セミリタイアまでは気が遠くなるような長い期間」がかかってしまうのだ。

稼ぐ力の重要性と3年の時間枠

にもかかわらず、「3年あれば大丈夫」というのは、稼ぐ力を身に付けるには3年あれば大丈夫ということだ。

会社勤めの傍ら副業のスキルを磨くのは大変だと思うが、それでも3年間あれば充分だし、
フリーランスの場合はさらにラクだ。

ビジネス拡大の手順さえ確立してしまえば、
後は収入が順調に増えていく。

どちらの場合でも収入から生活費を除いた部分が資産形成の原資となるが、それをどこに投資するかとか、どの銘柄が良いかなどと考える必要はない。

極端な話がQQQというETFをドルコスト平均法で買い続けていくだけでOKだ。

必要資金は最低月1万円からでもOKだ。

これについては別の機会に書きたいと思うが、後は、稼ぐ力を高めて余剰資金を自動的に投資に振り向けていくだけの話だ。

副業やビジネス拡大による収入増

完全リタイアではなくセミリタイアなので、
稼ぐ力が続く限り資産取り崩しは必要ない。

だから「3年で大丈夫」というのは、
資産形成の期間とは全く関係なく、
稼ぐ力を確立するための期間だ。

その稼ぐ力は本業でも副業でも良いが、
とにかく何らかのビジネスモデルが必要だ。

当たり前のことだが、どんなビジネスでも売り物がなければ商売にならない。

ネット系ビジネスであれば、
コンサルティングや情報提供が売り物になる。

私が提唱しているITサポートやAIサポート、あるいはGoogle広告やLINE広告のサポートなどのようなカタチ(?)があるビジネスでも良いし、noteやtips、brainなどで有料記事を販売しても良い。

売り物と集客戦略の確立

仮にいま現在が金融資産もゼロで売り物もゼロという状態でも、これから3年間の経験そのものが売り物になる。

自分がゼロからスタートして成長していくという事は、まだゼロの状態でスタートしていない人が膨大にいるということだ。

その人たちが潜在的な見込み客となるわけだから、その数を過小評価してはならない。

しかしどんなに良い売り物を持っていても、
あるいは良い物を見つけたとしても、
集客の方法が確立していなければ収入にはつながらない。

だから「売り物がある」事は必要条件ではあるが十分条件ではなく、大事なことは「集客の方法を確立する」ことだ。

その集客の方法はこのブログでも何回か書いているが、経営コンサルタントの故・石原明先生が提唱しているマーケティングの4ステップ理論の通りに仕組みを作るだけで良い。

これだけでどんなビジネスでも成功する。

ざっくりと言えば、ビジネスモデルの下調べや構想に半年、実際に勉強や試行錯誤を行うのが半年。

この1年で様々な情報を得ることになり、
相当な経験を積むことになる。

そして、
「なぜ自分のビジネスモデルが凄いのか」
ということを徹底的に情報発信し続けるだけだ。

この期間には最低でも2〜3件のクライアントを抱えることになるが収益としては微々たるものだ。

しかしその金額が大事なのではなく、
「ゼロからスタートして収益を得られた」
ということが商品価値そのものなのだ。

次の1年は水平展開を考える。

集客のための情報発信により初期のクライアントを得たわけだから、アクセス解析のデータなどから、コンバージョン(成約)に至るまでのプロセスを客観的に把握することができる。

このデータさえ集まれば、後はインプレッション(情報を見てもらえる回数)を増やすことだけに専念する。

そして最後の1年はコンバージョン率(情報を見てくれた人が成約する確率)を増やすことに注力する。

これらのプロセスはネットで調べればいくらでも情報が集まる。すでにネット型ビジネスでは確立された方法なのだ。

だから大事な事は、
「何か良いビジネスがないか?」とか
「何を売れば良いのか」
などと考えるのではなく、
既に確立された方法を朴訥に手順通りに進めていくことなのだ。