企業の未来とリスキリングの重要性

会社勤めの人にはドキッとするような話かもしれないが、もしかすると「会社は潰れるもの」なのかもしれない。

最近、氷河期やバブル崩壊の頃のことをいろいろ調べているのだが、当時の企業倒産は凄まじかったらしい。

企業の変遷と経済の動向

山一証券や拓銀だけではなく、
上場企業や有名企業がバタバタと倒れて行き、経済恐慌に近い状態だったらしい。

破綻とか倒産ではなくても、
いわゆるM&Aとか企業買収などで、
会社の名前やブランドは残るものの、
企業を支えるヒトや組織が解体されていく事はよくある。

リストラの恐怖とホワイトカラーの未来

買収する側はその企業がため込んだ内部留保の現金や不動産などの資産が欲しくて買収する場合もあるが、その会社のノウハウが欲しい場合もある。

特許や研究者が欲しい場合には営業部門や事務部門は必要ないわけだから、
即時解雇とまではならなくても、
数年かけて、ジワジワと居場所がなくなり、
やがては追い出されるリストラ組が出てくることもある。

こういった敵対的な企業買収とは別に、
市場の奪い合いによる企業の吸収合併等も、
勤めている人間にとっては、
人生を左右する出来事になる。

情報革命と学び直しのチャンス

ネットなどを調べると、企業は限られた市場をめぐって熾烈な競争を繰り返し、
最終的には数社の寡占状態に落ち着くまで、
休むことなく合従連衡を続けていくらしい。

コンビニが、最終的に大手3社でほぼ独占された状態を見てみるとよくわかる。

翻訳技術とグローバルな教育プログラム

今はスーパーやドラッグストアがその状態に向かっているのだろうし、宅配便業界もそうかもしれない。

こういった場合、いち早く人減らしの対象となるのが人事や経理などの事務部門だから、ホワイトカラーは常にリストラの恐怖に怯えていなければならない。

「絶対に、俺はこの会社にから離れない」歯を食いしばって頑張るのも良いし、
逆に開き直って「そのうち必ずリストラがあるのだから、今のうちに吸収できるものは吸収しておこう」と考えるのも良いと思う。

長い間日本の社会や企業文化を支えてきた
「文系管理職による企業統治の仕組み」
が音を立てて崩れ始めており、
この流れは加速する事はあっても緩む事はない。

その引き金となった情報革命の大爆発は、
一方では誰でもがフリーエージェントとして十分な収入を得ることが出来る、とてつもなく豊かな学び直しの場を用意してくれた。

日本でもリスキリング=学び直しというキーワードを目にするようになったが、
残念ながら情報革命に乗り遅れたアナログ大国・日本で作られた教材やラーニングシステムは全く役に立たない。

翻訳技術の飛躍的な進歩が世界中の優れた教育プログラムを言語の壁を越えて提供してくれている。

騙されたと思ってGoogleスキルショップを覗いてみて欲しい。