マイルとリモートワークのセミリタイア哲学

私は自分のことを、マイラーであり、モバイラーであり、トラベラーであると定義している。

定義などという堅苦しいものではないのだが、マイル集めが趣味と実益を兼ねており、
スマホやChromeブックなどを駆使してモバイルワークをするのも趣味だ。

2011年からセミリタイア生活に入り、
基本的には旅をしながら仕事をするというライフスタイルを続けている。

私のセミリタイア哲学

こういう生活をしている自分を「マイラ ・モバイラ・トラベラー」と定義しているが、
これは私の3大特技とシンクロしている。

このブログで何回も書いているように、私の3大特技はマイルの達人・リモートワーク・ローコストライフの3つだ。

マイラーやモバイラーという定義と、それぞれの特技はわかりやすいのだが、3番目のローコストライフとトラベラーの関係が少しわかりにくい。

ローコストライフの理由

自分なりの解釈では、「旅をしながら仕事をするというスタイルを続けるには、ローコストライフが最も合理的だ」と考えて、こういったスタイルをとっている。

 

引退後の過ごし方やライフスタイルは、
海外旅行に出かけるとか、
海外ロングステイだけではないと思うし、
大勢の人の中には「旅が大っキライ」という人もいると思う。

ただ、私はのんびりと海外を巡り歩くのが大好きで、早いうちから「海外旅行しながら仕事ができたら最高だ」と思っていた。

幸いなことに、少し時間の余裕ができてきた頃から、タイミングよくリモートワークが可能となったので、いつの間にか「セミリタイア・リモートワーク・海外生活」の3つが合体したという流れだったのだと思う。

努力に対するご褒美

早い段階でセミリタイアに踏み切ることができたのは、自分のビジネスモデルに対する自信とか、将来見通しだけではなく、
生涯現役を続けるためのメンタルの保ち方
について、自分なりの考えを深めたからだと思う。

決して自己啓発や宗教めいた話ではなく、
私が得た結論というのは
「一生懸命働いたら、ご褒美が必要」
という極めて単純な理論だ。

コツコツと貯金をするにしても、
長期の資産形成を続けるにしても、
私のように生涯現役を続けるにしても、
忍耐とか既読とか精神力だけで続くものではない。

人間には努力に対するご褒美が必要で、
それをビジネスモデルやライフスタイルに組み込んでしまおうと考えたわけだ。

 

ご褒美は金銭的な報酬でも良いし、
承認欲求が満たされることでも良い。

あるいは自分が信じきった道を黙々と歩む自己実現でも良いと思う。

2011年から12年間、この生活を続けてきて分かった事は、「人間は、案外と単純だ」と言うものだ。

有害な人間関係や納得のいかない時間の制約などから解放されると、
不思議と物欲も少なくなるし、
遊びたい・騒ぎたいなどと言う気持ちも減ってくる。

若い頃から人一倍遊んだり、騒いだり、失敗したりしてきた人間が言うのだから間違いない。

年がら年中贅沢をしたいと思う人も少ないと思うが、だからといって「贅沢は敵だ」と言うような禁欲的の生活も長続きはしない。

私の場合は、2~3ヶ月に1度、ビジネスクラスで好きなところに飛び、そこでほとんど予定を入れずに、のんびりと生活したり、1週間位のショートトリップに出かけたりするのが最高のご褒美だ。

リモートワークとはいえ、困っているクライアントに対して的確なアドバイスが出てきたときの喜びや、「おかげさまで業績が伸びてきました」などと言われたときの喜びは半端なものではない。

だから自分が気持ちよく仕事が出来るようなメンタルを保ち続けること、

そのためのご褒美は何か?と考えるのが、
セミリタイヤライフを長続きさせるコツなのだと考えている。