リモートワークの利点と課題
海外でセミリタイアライフを続ける上で、コンサルタントという職業は非常に都合が良い。
私は日本の中小企業やクリニック、個人事業主などのクライアントにITサポートや海外での資産形成のアドバイスをしているが、
すべての業務はリモートで完結するので、
どこにいても仕事には全く支障がない。
タイムゾーンの課題と解決策
「世界中どこにいても」と言いたいところなのだが、実際には電話やZOOM面談、スタッフとのミーティングなどは日本時間で行わなければいけないので、時差の許容範囲は4時間位までと思っている。
この生活を始めて10年になるが、
中国と東南アジアしか移動していないので、
時差は2時間以内に収まっている。
リモートワークの新たな可能性
私がもっと感謝しているのは、
コロナのおかげで誰でもオンライン会議や
WEBセミナーが出来るようになったことだ。
コンサルタントにとって面談や電話相談は非常に重要で、これが誰とでもオンラインでできるようになったのは本当に素晴らしいことだ。
セミナー運営の新しい形
さらにWEBセミナーの恩恵も大きい。
コンサルタント業の場合、
見込み客を集めるにせよ、
既存のクライアントとの関係強化でも、
セミナーは欠かせない。
コロナ前であれば「オンラインでのセミナーに接続することができない」というクライアントが殆どだったので、本当に楽になった。
インターネット環境の重要性
ただ問題がないわけでもない。
バンコク市内やホーチミン市内のホテルやコンドミニアムであれば全く問題がないのだが、
地方都市や田舎にショートトリップに出る時は注意が必要だ。
私は3ヶ月ごとに日本と海外を往復し、
6~7週間位を東南アジアで過ごしている。
ネット環境に順応する工夫
その半分位はバンコク市内にいて、
残りの半分位をタイ国内の地方都市や、
周辺のラオス、カンボジア、ベトナムを巡っている。
こういった場合でもネット環境が良ければ全く問題がないのだが、停電や電波状況が悪かったりすると悲惨なことになる。
オンラインセミナーの工夫
WEBセミナーは月一回開催しているが、
これまでに2回ほどネット環境の問題で困った経験がある。
そこで考えだしたのが、オンライン録画セミナーという手法だ。
YouTubeの録画やセミナーでも、
録画したものがたくさんあるが、
私はセミナーはライブに限ると思っている。
当日都合が悪い受講生や、受講後のサービスとして録画したものを後日配信として提供しているが、毎月のセミナーはライブで行っている。
受講生とのコミュニケーション強化
私が考えた方法は事前にセミナーを収録しておき、当日はそれを動画で流しながら、
講師である私自身もライブで参加するという方法だ。
受講生にはあらかじめその旨を伝えておき、
私は随時チャットで受講生からの質問に答えるという形だ。
セミナーは私1人で行っているので
チャットに答えることができなかった。
電波状況が悪いときの対策として考えた録画ライブ方式だが、チャットができるようになり、
思いがけずに受講生から好評だったのだ。
録画ライブのメリット
以前は当日のセミナーが終わった後、
ZOOMで収録された動画を編集する手間があったのだが、先に録画セミナーを作っておくと
撮り直しもできる上にセミナー後の編集もいらないという良いことずくめで、
自分なりに久々のヒット作と思っている。