私はクレジットカードの支払いでマイルを大量に貯めているので、
年に5〜6回はビジネスクラスで海外を往復しているが、航空券代は全く必要ない。
マイルで航空券代を節約・1回27万円
コロナ前は空港税も燃油サーチャージもわずかの負担だったので、1往復あたり15000円程度だった。
ところがコロナ後の円安で航空券の燃油サーチャージが上がってしまい、
かなり負担が大きくなった。
それでもビジネスクラスで、片道6、7時間の中距離フライトができるのだから、
満足度はとても高い。
私はビジネスクラスを正規料金(割引料金を含む)で購入するのは社用族の仕事だと思っているので、
もしマイルが使えないとなれば、絶対にビジネスクラスには乗らない。
1マイルの価値を換算するときに、そのマイルは何に使うかが重要になる。
ビジネスクラスの満足度と価値の高さ
1マイル1円でホテル代などに使った場合はコスパが悪いが、
国際線ビジネスクラスは最高にコスパが高いと思っている。
私の計算では1マイル4.5円で換算できるからだ。
その根拠は、日本発の国際線中距離便のビジネスクラスは6万マイル前後で乗ることができ、
航空券代の平均が27万円なので、
1マイル当たり4.5円という計算になるのだ。
これだけの価値があるので、多少の手数料を払ってでも
消費税を始めとする税金のクレジットカード払いは断然に有利なのだ。
ところが、コロナ後の円安で起きたのは燃油サーチャージの値上がりだけではなく、
アメリカを中心に起きている空前の人手不足が、もろに航空券代の値上がりにつながったらしいのだ。
2023年6月の日経新聞によれば、1人1キロメートルの移動あたりの売上高を示す「イールド」という指標では、
ANA国際線は23年度は、19年度と比べて2割高く、JALも4割高い見通しらしい。
私が根拠としていた航空券代27万円というのはコロナ前のデータだったので、
記事を見て少し最新のデータを調べてみた。
含み益としてのマイルの価値
その結果はちょっと驚きの数字だった。
ANAのシーズン分類でローシーズン(2023年では1/10~2/28、4/1~4/26、12/1~12/27)と言われる比較的金額の安い時期でも、
平均85000バーツ前後の金額で、
日本円に換算すると34万円ほどになる。
この数字で計算すると、1マイルの価格はなんと5.7円に跳ね上がるのだ。
ANAとJALの平均値上がり率を3割とすると、
1マイル4.5円の3割増しは5.8円にもなる。
私は何枚ものクレジットカードを使って、ANAだけではなく、デルタや大韓、キャセイやJALのマイルも貯めており、
マイル残高の合計は150万マイル以上になる。
1マイル当たりの値上がりを1.3円とすれば、
単純計算では200万円近い「含み益」を手にしたことになる。
あくまでも、一時的な机上の計算なのだが、
株式投資でも仮想通貨投資でも含み益が増える事は嬉しい。
最近の円安やインフレは海外でのセミリタイア生活に対してはマイナス要因だが、
それと背中合わせに、こういった含み益の増加もあるので、
机上の空論と片付けるより精神安定剤と捉えた方がプラス思考かもしれない。