セミリタイア生活の拠点移動:東南アジアがおすすめな理由

私がセミリタイア生活の拠点を中国から東南アジアに移した理由は、なんといっても冬の寒さだ。

上海は冬のイメージはないと思うが、冬になるとかなり寒い。

中国の寒さが辛かった理由

東北の大連や青島でもそうだし、ハルビンともなれば冬の寒さは零下30度を下回る。

室内は暖房が完備しているので、日本以上に快適だが、外に出る時は服装をよほど気をつけなければひどい目に会うことになる。

それに比べて、東南アジアの冬はクールシーズンと呼ばれ、最高に過ごしやすい。

私が初めてバンコク訪れたのは、2014年の12月だった。

この時は上海から移動したのだが、その落差に驚いた。

急に寒くなり始めた上海から、1年で最高のシーズンと言われているバンコクに移ったのだから、嬉しいのも当たり前だ。

クールシーズンが過ごしやすい東南アジア

1年中クールシーズンではなく、夏は最高気温が40度を超えるほど暑いので、ライフスタイルによって日本、東南アジア、中国のどを移動するのも悪くはないと思う。

あちこちを回りながら、ずっとホテル暮らしを続けるか、どこかに拠点を定めて、その街にコンドミニアムを借りるのかなどは、この辺はセミリタイアらいふの設計の違いとなる。

完全にリタイアをして、時間が無限にあるのであれば、いろいろな土地を歩きながら土地勘をつけていくことも可能だが、私が目指しているのは、基本は半分働き、半分遊ぶというライフスタイルになる。

ビジネスモデルにおける安定志向の重要性

私の基本的なライフスタイルは、月曜から、金曜まで1日3時間は働き、その他は自由に過ごすというスタイルだ。

最近では、いろいろな仕事が自動化の仕組みができてきたので、月曜日を休みとか金曜日を休みにして、3連休とか4連休を作るようにしている。

メールやソーシャルメディア便利になりすぎたので、自分でルールを作った。

これをしておかないと、あけてもくれても仕事に振り回されて、セミリタイアライフどころではなくなってしまう。

だからといって、メールやLINEをもらって、返事をしないのは、心に引っかかるのでちょっとした工夫をしている。

そういった時は事前にクライアントに

「この日は返事が遅くなると思います」

とか

「この期間は電波の悪い所に行くので、あらかじめよろしくお願いします。」

などと事前に伝えておくだけでも全く違う。

いきなり、私は1日3時間しか連絡がつきませんとか、メールの返信には4〜5日かかりますというのではそもそもリモートワークのビジネスモデルが成り立たないので、この辺のバランスの取り方がライフのデザインだと思っている,。

とにかく自分の仕事時間を決めておくのは大事だということをこの11年間で学んだ。

自分の生活コストと満足感を考える重要性

話を少しされたが、東南アジア良いところは、とにかく生活コストが安いことだ。

どんな国でも、経済成長がなければ、人々の生活は向上しないので困るのだが、中国のように急速な経済成長場合、その国の物価は年々上がり、円安もどんどん進んでしまうので、そこで生活している我々のような人間は、年々と生活が苦しくなる。

こちらの所得もどんどん上がれば良いのだが、リモートワークを続けている人、あまり営業活動できないので、ビジネスとしては安定飛行を目指すことになる。

私の周りにも、起業して、売り上げを増やして規模を拡大し、人を雇って、さらに規模を拡大し、その人件費や固定費を賄うために、さらに規模の拡大を目指すというビジネスモデルを社長さんがいるが、それではいつまでたっても働きづめの人生になってしまうのではないかと心配している。

どこかで、「この状態が10年続くならば最高」、「これ以上の売り上げも規模の拡大もいらない」というような、

自分の安定したポジションを見つけることがビジネスモデルの構築だと思う。

そのためには、自分の生活コスト、いくら稼げたら良いのか、いくらあれば充分だ満足感が得られるのかなどを考え、安定志向の状態を10年間続けた場合、自分が満足できるかどうかってこの辺は大きなポイントということがよくわかった。