最も得るものが大きいのは時間の制約からの解放

私が大切にしている3つの自由、すなわち

人間関係・時間・場所の制約からの解放

の3つのうちで、最も得るものが大きいのは時間の制約から解放される事だと思う。

煩わしい人間関係を断ち切ってしまえば「赤の他人」

フリーランスとしての立場が固まり、ある程度まではクライアントを選べる立場になると、
人間関係の煩わしさからは解放される。

私もかつては業界団体のしがらみでがんじがらめにされており、パワハラを繰り返す役員や、救いようのない情弱の役員と付き合わざるを得なかった。

その苦痛から一刻も早く逃げ出したかったが、私のことを評価してくれる他の役員や後輩のこともあったので、
少しずつ薄皮を剥がすように距離を置き、
あるところで完全に断ち切ることができた。

いちど関係を断ち切ってしまえば、それ以降は単なる「赤の他人」なので、
世の中に存在しないも同然となる。

3つの自由の中で、場所の自由(移動の自由)も重要なのだが、コロナの3年間、あれだけ移動が制限された時、「まぁ、これぐらいの自由度があれば、それほど苦痛にはならない」ということがわかった。

もちろん今のように、ほぼコロナ前と同様に、

「好きな時、好きなところに、好きなだけ」

という移動の自由は素晴らしいものだが、
時間の制約に比べれば、まぁ我慢ができる。

時間の自由から得られる創造性の高まり

3つの自由の中で時間の自由から得られるものは極めて大きく、アイデアを練ったりビジネスモデルのチューニングに集中したり、

「好きな時に、好きなだけ仕事ができる」

という自由は素晴らしいものだ。

これがフリーランスの特権なのだが、
一方では、自由になった分だけ、
時間のコントロールも重要だ。

何時に起きても誰にも怒られないし、
何時からお酒を飲み始めても何の制約もない。

私は平均よりも少しお酒が好きな方なので、
仕事がうまくいって気分の良い時は、
朝からでもビールを飲んでしまう。

断っておくが、これは東南アジアの暑い時期だけのことであり、年がら年中、朝から酒を飲んでいるわけではないので安心して欲しい。
(^_^)/

セミリタイアして、時間の自由を得た分、
規則正しい生活とか、1日働く時間の上限とか、そういったものを、自分なりに細かく決めている。

コアタイム:1日の労働時間は3時間

基本的な労働時間は平日1日3時間、
その他は自由というルールだ。

これをコアタイムと呼んでいる。

確実に働く時間帯を決める

本を読んだりネットを調べたり、
あるいはソーシャルメディアを読み漁るなども仕事のうちと考えれば、
1日中仕事をしているようなものだが、

クライアントへの連絡業務や、
外注スタッフとのミーティングなど、
必ずやらなければならない仕事は1日3時間以内と決めている。

フリーランスの人たちは誰でもそうだと思うが、もともと仕事が好きな人が殆どだと思う。

そうすると、時間の制約がない分、
とにかく1日中仕事をしてしまうのだ。

こういう生活習慣が身に付いてしまうと、
知らず知らずのうちに健康が蝕まれ、

ある時、人間ドックを受けてみたらB判定とか要・精密検査などのイエローカードを突きつけられるのだ。

そういった意味では、時間の自由を得た場合には、人一倍健康管理をしなければならないということを学んだことになる。