私はITサポートやコンサルティングが仕事なので、かなり昔からマインドマップを使っていた。
マインドマップの基本
マインドマップとは、頭の中にあるモヤモヤした概念やアイデアを目に見える形で整理する方法で、手書きで作る方法とアプリを使う方法がある。
思いついた概念やアイデアのメインキーワードを中央に置き、そこから放射状にキーワードを繋げていくことで、思考やアイデアを拡張する方法だが、作業進めるには少しだけ時間がかかる。
少しだけといっても5分とか10分の時間なのだが、AIのパワーを目にしてしまうと、その時間すら「昔は時間がかかった」と感じてしまう。
この作業が、AI革命の恩恵により一瞬にして終わるようになった。
言葉で説明するより、画像で見る方が理解しやすい。
メモ用紙でも、あるいはA4レポート用紙や、場合によってはカレンダーの裏側でも良いので、思いつくままに書いていきます。
マインドマップのツールとルール
まず最初に上の真ん中に「マインドマップ」と書き込んで、それをマルで囲む。
マインドマップの用語では、1つ1つのキーワードをトピックと呼ぶ。
次に、そこから枝を伸ばして、「マインドマップ+定義」とか「マインドマップ+ライフログ型ブログの秘訣」と書いていく。
こうやって、予め調べておいた関連キーワードを書き込み、さらに、そこから第二階層へと枝を伸ばしていく。
手書きで好きなように書く方が気軽だが、トピックを繋いでいる枝をホワイトで消して、別のところに繋ぐというような作業では、マインドマップアプリの方がはるかに便利だ。
最終的にコンテンツを仕上げる場合はアプリを使った方が効率的かもしれない。
私が使っているソフトは、パソコンの場合はMindJet、iPadの場合はiThoughtHDというソフト(アプリ)だ。
ライフログ型ブログの秘訣
慣れてくると、アイデアを練る作業ではマインドマップは手放せなくなるが、今回のようなコンテンツを仕上げるという目標がハッキリしている場合は、何らかの自分なりのルールを決めないと、どんどんアイデアが湧いてきて、とりとめがなくなってしまう。
私が使っているルールは、(1)中心トピックからの枝は6~7本 (2)サブトピックからの枝も各々6~7本というものだ。
このルールに従うとメイントピックから、6~7個のサブトピックができて、各々のサブトピックから、さらに6~7本の枝が伸びることになるので、最大で50個ほどのトピックが書き込まれることになる。
これらのトピックをコンテンツの中にちりばめていくのがアクセスアップに強いコンテンツの作り方だ。
発想を制限するためのルール
ライフログ型ブログを作り続けるコツは、マインドマップと音声入力だ。
ライバルがまだ全く使いこなしていない、このツールを使うことができれば、ブログの価値は飛躍的に高まる。
「ITが得意な人の特殊な技術」と感じるかもしれないが、どちらも私たちの日常生活に根ざした普通のものだ。
マインドマップは「人間の思考プロセスを手書きに変えたもの」であり、音声入力は、「喋る」という日常生活そのものだ。
目的はオリジナルコンテンツを作ることであり、綺麗なマインドマップを作ることではない。
初めからきれいなマインドマップができるわけではなく、思いつくままに手書きで書いたマインドマップをコピーしてさらに、そこに手書きで書き足したり、付箋を貼ったりしてアイデアを煮詰めていく。
そして、ある程度出来上がったら、そのマインドマップをじっくりと眺めながら、あたかもチェアーサイドで患者さんに話すようなつもりで文章を組み立てていく。
少し書き始めてみると、手書きの場合は同じことを何回も書くとか、見た目が汚いとか、めんどくさいことが色々とあり、マインドマップ用のアプリやソフトを使いたくなるのだが、最初の段階では手書きで行うことが重要だ。
発想を制限するためのルール
前号で説明したマインドマップのルールにしたがって、
(1)中心トピックからの枝は6~7本
(2)サブトピックからの枝も各々6~7本の関連キーワードを書き出していく。
もちろんすべてのトピックから6~7本の枝を伸ばす必要はない。
目的はコンテンツを仕上げることだ。から、トピックが6~7つでき、さらにそこから4つ5つのサブトピックが伸びていれば十分だ。
実はこのルールは枝の本数を制限するためのものだ。
どういうことかと言うと、人間の発想は驚くほど豊かで、マインドマップを作り始めてみると、どんどん発想が膨らんで、枝が無数に伸びてしまうため、その「豊かな発想」を制限するためのルールなのだ。
このようにして出来上がったマインドマップから、最初にページタイトルと見出しを決め、いよいよコンテンツを作り始める。